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配志和神社
はいしわじんじゃ
岩手県一関市山目字舘56
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岩手県一関市にある。
一関駅の北西2Kmほど。蘭梅山の麓に鎮座。
蘭梅山は、菅原道真の子・敦茂が、父の育てた蘭梅を植えた山。
参道の入口には、姥杉を御神木とする石の小祠・白鳥神社。
立派な木々の茂った、長く、広く、そして静かな階段。
参道沿いに産湯ケ池があり、幾つかの境内社が祀られ石碑も多い。
階段を上ると、正面に拝殿があり、左右に巨木の夫婦杉。
とにかく、立派な樹木の多い、広い境内を持つ神社なのだ。
式内社・配志和神社に比定される古社。
景行天皇の御代、日本武尊により創祀されたといわれる神社。
火石輪が変化して配志和となったとされている。
火石輪がどういう意味かわからないが、烽火を囲んだストーンサークルのようなものだろうか。
当初、磐座山に鎮座していたが、中古、現在地に遷座したといわれ、
磐座山を本山・奥の院と呼び、現在地を新山という。
境内の一段高くなった場所に社殿や境内社が並んでいる。
左手の日吉社と浅間社は、昭和61年に境内に移転されたもの。
その他に、神明宮、愛宕社、天神社などがあり、
社名を確認できなかったが、八幡社も祀られている。
また、参道には、姥杉を祀る白鳥社や八雲神社、三方大荒神社も。
神紋は、「五五の桐」で、通常は五三や五七なのだが、五五は珍しい。
境内入口と社号標 | 鳥居 | 参道の月見坂 |
姥杉を祀る白鳥社 | 八雲神社 | 三方大荒神社 |
参道の長く静かな階段 |
参道の産湯ケ池 | 石祠や石碑が祀られている |
階段を上ると 正面に拝殿 | 昭和61年移転された 境内左手の日吉社と浅間社 |
境内、夫婦杉と社殿 |
拝殿 | 本殿 |
神明宮 | 境内社 | 愛宕社 |
八幡社か? | 天神社 |
配志和神社由緒
延喜式神名帳にも記載されており、創立は古く今から千九百年前人皇十二代景行天皇のとき
皇子日本武尊詔を奉じて軍を率い遠く道の奥に入り蝦夷の地にいたる。進んで営を此の地、
中津郷の山要峰に移し(神社地内)その嶺頂に登り賊を平治せんことを祈り自ら矛を収め
三神を鎮斎し東奥鎮護の神として祠を建て、火石輪と称した。今の配志和神社である。−『平成祭データ』− 姥杉 本樹は、配志和神社の 本殿前の「夫婦杉」同様 に市内最古、最大といわ れており白鳥神社の御神 木として大切に保護され 境内入口にあって象徴的 なたたずまいを醸し出し ています。 目通周六.一、樹高三十 六.九(単位m)で樹齢は 千年以上と推定されています。 一関市指定天然記念物 夫婦杉 本殿前の二本の大きなスギは、 市内では最古、最大級で、配志和 神社の御神木として大切に保護さ れています。 この樹木は北側が目通周七.十八 南側が四.八三、樹高は、いずれも 四十二(単位m)、樹齢は、千年 以上と推定されます。 風雪に耐えながら永きにわたり 寄り添うようにそそり立つその姿 に、地元では何時しか夫婦杉と言 うようになりました。 一関市指定天然記念物 一関市指定文化財
−境内案内板− |
【 配志和神社 】