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子松神社
こまつじんじゃ
宮城県大崎市古川新田字鹿島西82
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式内社 陸奥國新田郡 子松神社 |
宮城県大崎市にある。
陸羽東線・東大崎駅の東1.5Kmほどの古川新田に鎮座。
大江川の近くに道路に面して南向きに境内がある。
境内入口の道をさらに東に進むと小野小町の墓があるらしいが、
参拝当時は知らなかった。
鳥居をくぐり、田を左手に見ながら、参道を進むと境内。
参道には、入口・中間地点・境内入口の3つの鳥居。
参道や境内には多くの石碑や石祠が祀られている。
境内中央に拝殿があり、後方の朱の垣の中に本殿。
境内左手には、東向きの神輿殿がある。
鎮座地の字を鹿島といい、通称は鹿島様。
祭神も鹿島神社の祭神・武甕槌尊である。
『弧松神社由来記』によると
称徳天皇の神護景雲三年(769)正月
條續紀の新田郡人吉彌候部豊庭が上毛野中村公を賜うたころ、
荒雄川の辺に子松神霊を祀り、
兒松神社と称したという。
文治五年(1189)四月新田郡
が玉造、賀美両郡に分属し夜鳥邑となり、
康永二年(1343)大崎の家臣新田氏が
ここに居城を構えたおり、
弧松神霊を奉遷して、鹿島大明神と称して尊崇したという。
式内社・子松神社の論社の一つ。
ただし、子松神社の所在については諸説あり
『式内社調査報告』には、以下のような分類が記載されている。
1 | 栗田寛『神祇志料』は安積郡小松村 | 未確認 |
2 | 吉田東伍は遠田郡田尻町 | 大崎市田尻の大崎八幡神社か |
3 | 鈴鹿連胤『参拝録』田村郡常葉村 | 福島県田村市の子松神社 |
4 | 『地理志料』は佐沼新田坂戸の小山祠 | 未確認 |
5 | 『大日本史神祇志』は栗原郡新田村坂戸の小山祠 | 未確認(4と同じ?) |
6 | 登米郡新田町(迫町?)の村社子松神社 | 未確認 |
7 | 玉造郡東大崎村新田の村社子松神社 | 当社 |
社殿の左に、境内社の愛宕神社。
社殿の屋根には引両の紋が付けられている。
ただし、当社の神紋か、伊達家の紋かは不明。
参道入口 | 境内鳥居 |
境内 |
社殿 |
本殿 | 拝殿 |
神輿堂 | 境内社と石碑 |
【 子松神社 (大崎市) 】