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和渕神社
わぶちじんじゃ
宮城県石巻市和渕町1
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式内社 陸奥國牡鹿郡 香取伊豆乃御子神社 |
宮城県石巻市にある。
JR気仙沼線・和渕駅の北500mほどの和渕町に鎮座。
旧北上川と江合川が合流する場所にあり、
和渕山(173m)の東麓。
JR線路に近い丘の上に境内がある。
21号線から北西に入ると、広い駐車スペースがあり
参道入口の鳥居が立っている。
参道をすすみ、階段を上ると、
「延喜式内社香取伊豆御子神社」と刻まれた社号標。
左手に曲がり、参道をすすむと、
金刀比羅や庚申などの石碑が並び、
さらに階段を上り境内に入ると、
塚のように盛り土され、
綺麗に刈り込まれた木々が美しい。
参道階段の途中には、斜めに育った木が
天然の鳥居のように出迎える。
その木をくぐると萱葺の社殿がある。
参拝は、夏休みの正午頃。
社前の駐車場には、トラックが休憩のため停車したいた。
が、一足境内に入ると、喧騒が鎮まり
夏の盛りであることも忘れてしまう。
風土記御用書上げによると、
田村麿将軍大同二年(806)、
遠田郡箆岳に、十一面観音を建立のおり、
和渕山本宮に「木船明神」を勧請したのが
当社のはじまり。
また、一説には
大古、香取神社の神船が、常陸より八重の塩路に乗り
牡鹿郡和渕山の西辺(船島)に着き、
その東方に船を留め(船澤)、
山頂の船澤山 猿霊峠(樹霊峠)に宮柱を立て
祭祀したとも伝えられる。
後に笈入の八雲・紫・愛宕の三社を合祀し、
和渕、前谷地、北村三村の鎮守となった。
式内社・香取伊豆乃御子神社の論社の一つである。
由緒にもある通り、観音との縁が深いようで、
境内左手には、観音堂が祀られている。
社殿の右手には、後継子之祠やいくつかの石祠も。
祭神の靇神は、木船(貴船)の神だろうが、
参道案内板には、「蛇除けの神」とされていたことに
面白いと感じた。
靇神は、龍神とされる場合があるのだが。
社域 |
鳥居 | 参道 | 階段上の社号標 |
境内 | 社殿 |
境内 |
和渕神社
延喜式内社(牡鹿郡十座のうちの一座)で風土記
御用書上げによると田村麿将軍大同二年(806)
遠田郡箆岳へ十一面観音を、建立の節に和渕山本宮
に「木船明神」を勧請したのがはじまりと、伝え
られる。その後、和渕村の火災により別当屋敷と
も類焼し、関係記録は焼出した。又、産土神和渕神社の由緒と祭典について昭和十 七年十月九日発行和渕神社氏子総代謹誌によると、 大古香取神社の神船、常陸より八重の塩路に乗り 牡鹿郡和渕山の西辺(船島)に着き、その東方に 船を留め(船澤)山頂に「船澤山
−参道案内板− |