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表刀神社
うえとじんじゃ
宮城県大崎市古川小野字宮前14

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宮城県大崎市にある。
古川駅の北東7Kmほどの小野に鎮座。
新幹線線路の西側近くに境内がある。
華嶋山の東端、壇ノ崎と称する丘陵上にある。
周辺は、古くは千枝湖(ちえのみずうみ)と
呼ばれた広い湖沼だったらしい。
境内入口がどの方角を向いていたかは忘れたが、
参道入口から鳥居が並び、
階段を上ると社殿がある。
拝殿の後方に付いている本殿は
小振りな入母屋造。
境内に入って、まず目を引くのは杉の巨木。
樹齢550年の古木で、天然記念物。
旧古川市内で最大らしい。
社伝によると、
天平神護元年(765)の創祀。
天正年間(1573〜92)、大崎左京大夫義隆による
社殿造営の際に、弁財天を合祀したため、
当社の通称は、弁天様。
式内社・表刀神社の論社の一つ。
案内書では、八雲神社・羽黒神社を合祀したとあるが、
境内に二つの石祠があり、
それぞれに八雲神社・羽黒神社と刻まれていた。
境内社にしたということだろうか。
杉の巨木の他に、笠松(赤松)の古木があったそうだが、
虫害で枯れてしまったという。
参道入口 |
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参道鳥居 ![]() | 参道 ![]() | 御神木 ![]() |
境内 |
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社殿 ![]() | 社殿 ![]() |
境内社 ![]() | 本殿 ![]() |
表刀神社
表刀神社(うえとのじんじゃ)の創建は古く記録では
奈良時代の天平神護年間(七六五〜七六六)ころと伝
えられ延喜式内社奥州一百座の一と言われ十二の末社が
あったという。祭神は伊耶那美命(いざなみのみこと)
の外に須佐之男命(すさのをのみこと)、武甕槌命
(たけみかづちのみこと)である。又戦国時代末期、
時の奥州探題、大崎義隆公が社殿修復の時、同時に
弁財天を祀ったといい、今は通称弁天様ともいう。周辺は昔、千枝湖(ちえのみずうみ)という入りくんだ 湖沼で、古歌みちのくの華嶋山に陰(かげ)落ちて 木末(こずえ)に魚の、のぼるとぞ見ゆ。(読み人知らず) にあるとおりであった。付近一帯を弁天崎という。 昭和二十三年(一九四八)九月アイオン台風で蝦沢堤 (国道四号線)が決壊した時は沼田一面冠水し往昔の 千枝湖再現の観があったが萱刈潜穴の改修により一面 美田と化した。 明治四十四年八雲神社、羽黒神社を合祀した。 祭日は九月二十五日、社殿南方入口の笠松、東南の 大杉は古川市指定の天然記念物だったが、笠松(赤松) は虫害で枯れた。大杉は今も樹勢旺盛で市内最大の 巨木である。 神徳神威は五穀豊饒、商売繁昌、健康安全、夫婦円満、 子孫繁栄、交通安全、学芸上達、国家安泰、武運長久、 大願成就に霊験ありという。 −境内案内板− |
【 表刀神社 (大崎市) 】
