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阿多彌神社
あたみじんじゃ
長崎県壱岐市勝本町立石東触360

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式内社 壹岐嶋壹岐郡 阿多彌神社 |
長崎県の壱岐、勝本町にある。
382号線を北上し、住吉神社を越え、
亀石の交差点の手前で西へ入る道沿いにある。
道路脇に燈籠と鳥居があり、階段上が境内。
周囲には畑が広がっている場所。
階段上の境内は、それほど広いものではないが、
こじんまりとまとまりがある。
拝殿も新しいようで、傷みも無く、
手入れや管理は怠りが無い。
以前は、山の神あるいは石神として祀られていた神社で、
式内社・阿多彌神社の論社。
『神名帳』によれば、当地は「アザミ」の蘇生地で、
「アザミ」から「アタミ」となったとある。
西へ行けば湯本湾があり、湯本温泉があるが、
温泉と「アタミ」という名の関連から、湯本の熊野神社を阿多彌神社とする説もある。
鳥居扁額 ![]() | 階段上の拝殿 ![]() | 階段上から ![]() |
境内社殿 |
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社殿 ![]() | 本殿 ![]() |
舊號 山の神 石神 『神名帳』に、「立石村阿多彌神社小、改以前は山神と云、式外」 『神社考』に、「立石村琴之坂山に石神とて(又は山の 神と云)杜殿もなく定例の祭典もなかりしを、其南百餘間 の地にアタミ畑あり、依て此地名に因みて石神を式内の阿 多彌神社とせり。而して祭神を大己貴神、少彦名神とせる は、此二神が力を合せて天下を経営し蒼生及畜産の為に療 病の法を定め鳥獣昆虫の災異を掃はむがために禁厭の法を 定めしに由るものなるべし」としてゐる。 【由緒】『神社帳』に、コトノサカ阿多彌神社小神二十 四座之内、定祭九月十九日。古来鎮座年数不知。延宝四年 (一六七六)國主鎮信公木鏡御正体一面、石額を献ぜらる。 明治九年村社に列せられ、四十七年七月神饌幣帛料供進神 社に指定せらる。 −『式内社調査報告』− |
【 阿多彌神社 】
