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火男火賣神社
ほのおほのめじんじゃ
大分県別府市東山1番地字鶴見岳
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式内社 豊後國速見郡 火男火賣神社二座 |
湯布院から別府への途中にある。
11号線沿いに鳥居があるが、
境内は鶴見岳の中腹なので鳥居からは遠い場所。
参拝は年末の休日。
平地では雪など降っていなかったが
参道や境内には雪が積もっていた。
11号線から参道を進むと駐車場があり、
そこから歩いて坂道を登ると境内の横に出る。
この道は、神輿用の道のようで、
社殿正面に階段があり、本来の参道は階段を登ってくるようだ。
表参道は暗い急な階段だった。
通称、「御嶽権現」。
鶴見に下宮があり、ここは中宮。山頂に奥宮がある。
社伝によると、宝亀二年(771)の創祀。
一説に、宝亀三年(772)二月、大隈国霧島山神が降臨。
国司紀朝臣鯖麻呂が、その霊兆をきき、祠を建てたのが起源とも。
『続日本後紀』には、嘉祥二年(849)六月
豊後国火男火咩神の二神にそれぞれ従五位下を授け
後に、火男神を従五位上としたとある古社。
火咩神(火燒速女命)については調査していないが、
男神(火之迦具土命)に対する女神のことだろう。
火女神(ほのめのかみ)という神を埴山姫命のこととする説もある。
火山の溶岩という意味があるのかもしれない。
明治六年郷社に列し、大正十二年四月県社に昇格した。
境内は鶴見岳登山口でもある。
当日は雪だったので登山は断念。というより、登山はなるべく避けたいのだ。
参道入口の鳥居 | 駐車場脇にある参道入口 |
境内 |
境内にある行常寺観音寺 | 拝殿 |
本殿 | 拝殿 | 本殿 |
表参道の階段 |
社殿右手の稲荷社 | 社宝塔 | 表参道の白龍社 |
火男火売神社御由緒略記(御岳権現社) 御祭神 火之加具土命(男神) 火焼速女命(女神) 鶴見岳の男神女神を御奉斎し奈良時代後期の宝亀年間(約一、二〇〇年前)の開基 といわれ八六七年(貞観九年)鶴見岳大噴火にさいし御神前にて大祭を執り行 ない火気を鎮め以来火を治め温泉の神として別府温泉の総鎮守として崇敬され また近年では開運頭の神様として県内は勿論県外よりも多数の参拝者あり 境内には県指定重要文化財元亨二年(一三二二年)の宝塔があり駐車場内には神佛 混淆時代の行常寺鐘楼跡があり、標高八五〇mの御神殿には霊泉が湧きアカガシ クマシゲの大木がうっそうと茂り合い見事な社叢を形造っている(県指定天然 記念物)九二七年(延長五年)延喜式内社に列し、明治六年郷社、大正十二年四月県社 御祭日 例祭四月九日 夏祭七月九日 秋大祭十月九日、十日 冬祭十二月九日 −境内由緒− |
鶴見岳山頂に奥の院がある。
鶴見岳へはロープウェイで10分ほど。
山頂部には御嶽権現奥宮の他にも、
幾つかの神社や、多くの不動尊などが祀られている。
鶴見岳山頂部分 | 不動尊などなど |
御嶽権現奥宮 |
一の宮権現 | 山上権現 |
鶴見岳山頂から由布岳 |
【 火男火売神社 】