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那須加美乃金子神社
なすかみのかなこじんじゃ
長崎県対馬市上対馬町小鹿字大浜520

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式内社 對馬嶋上縣郡 那湏加美乃金子神社 |
長崎県対馬市にある。
上対馬の東側・小鹿に鎮座。
参拝当日、周辺は道路工事で地図のルートと異なっていた。
小鹿の港へ向かう道の横に境内がある。
境内入口の鳥居扁額には「那須加美乃金子神社」。
鳥居脇には「延喜式内 明神小社 那須加美乃金子神社」と
刻まれた社号標が建っている。
境内には砂利が敷詰められこざっぱりとした印象。
参道も綺麗に掃き清められていた。
古号は、那祖師。志多賀にも同名神社が存在し、
ともに式内社・那須加美乃金子神社の論社となっている。
小鹿と志多賀の間に、「神山」と呼ばれる不入の霊山があり、
山中に「かなご」という磐境として祀られていたものを、
麓の那祖師社に合祀したもの。
また、神山には「本山大明神」という磐境もあり、
山中の「かなご」「本山」、麓の那祖師の三社祭祀形態は
豊の那祖師神社と同じものとみることもできる。
『神社明細帳』によると
素盞嗚尊が五十猛命と共に、この山に八十木種を植え
人が入ることを深く禁じた神霊の地であるという。
『神社大帳』では、「非日本之神、新羅之人呼」とあるように、
半島系の神を祭ったものらしい。
境内入口 |
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拝殿 ![]() | 本殿 ![]() |
かなご。神体社等無之。由緒不知。 神所本山大明神之神山之内ニ有之。祭リ右同日小鹿村 より勤之。此所之落木不取。 −『式内社調査報告』− |
【 那須加美乃金子神社 (小鹿) 】
