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式内社 土佐國長岡郡 豊岡上天神社 旧郷社 御祭神 屋船豊宇氣姫命 |
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創祀年代や由来など不明だが、豊岡の地名と関
連あるものとされている。土佐の穀倉地帯である香長平野
の中心部に位置し、すぐ北には舟岩・大平山・小蓮などの
古墳が多く、南方にも明見・高間原・高天原をはじめ多く
の古墳群が連なっており、東には國府・國分寺が、西には
小野神社・土佐神社などの式内社が存在している。土佐國
内で最初に開発され、人々が集住した土地で、地名どおり
豊かな岡にかこまれ、有数の稲作地帯(近世以降には米の二
期作が行われた)であるので、住民が農業紳である豊宇気姫
を奉祀したのであろうといわれている。古来岡豊の産土神
として、豊作の稲神で民衆の生活を守護する神社として信
仰された。社名の天神社についても、『皆山集』に「西和
田の天紳ハ祭日九月廿五日ナレハ、菅公ヲ祭レルコトウタ
ガフヘクモアラシヲ、秦山翁ノ蓮如寺ノ天神ヲ菅神ト定メ
タルモ今スコシイカヽ也。同神ヲ南北二祭ラレタル時代ノ
前後モアルヘケレハナリ」とあって菅原道眞と関連する説
もあるが、現在天神社をアマツカミと読む説も出ており、
やはり何時の頃か豊宇気姫命を祭ったのであらう。
−『式内社調査報告』− |