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岡上神社
おかのうえじんじゃ
徳島県板野郡板野町大寺字岡山路7
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式内社 阿波國板野郡 岡上神社 |
徳島県板野町にある。
板野駅の北西1Kmの大寺に鎮座。
1号線から一本北を走る道の側に、
大きなクスの巨木が枝を延ばしているのが当社の境内。
「岡の宮の大クス」と呼ばれる天然記念物で、
根回り24.5m、樹高35m、樹冠東西27m、南北37m。
高いというより、大きいクスの木の横に赤い鳥居があり、
階段上、丘の上に社殿が立つ。
境内入口の巨樹から、大きな社殿を想像していたが、
丘の上の社殿は、小さくはないが、簡素な雰囲気。
周囲は造成された宅地となっていて、木々も少ない。
かつては、こんもりとした森だったのだろうと、
無理やり想像しながらの参拝。
創祀年代は不詳。
源義経が勝浦に上陸し、讃岐屋島へ向かう途中、
当社に参詣し、武運長久を祈願したという。
昔は、丘の麓に祀られていたが、
寛政元年に、丘の上に遷し祀ったという。
式内社・岡上神社に比定されている神社なので、
本来は、丘の上に祀られているのが正しいような気もするが、
「岡上」は、「おかのうえ」ではなく、「おかのかみ」であり、
「うかの神」からの訛りとする説もあり、
豊受姫命を祭神とするということから、
丘の上下は関係ないのかも。
神紋は、『全国神社名鑑』には、
丸稲束と書かれていたが、未確認。
どういう図案なんだろう。
境内 |
大クス | 根本の石碑 | 鳥居 |
横から見るとサッパリしている | 社殿 |
【 岡上神社 (板野町) 】