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天村雲神社
あめのむらくもじんじゃ
徳島県吉野川市山川町村雲133  Zenrin Data Com Maps display !!

式内社 阿波國麻殖郡 天村雲神伊自波夜比賣神社二座
旧無格社

御祭神
天村雲命 伊自波夜比賣命

徳島県吉野川市(旧山川町)にある。
JR阿波山川駅の西1Kmの村雲に鎮座。
192号線の南、JR線路側に境内がある。

農道のような参道の奥に、境内。
往古は馬場だったのかもしれない。

入口の鳥居は伊勢鳥居のようだ。
境内中央に拝殿があり、その後方に流れ造りの本殿がある。
境内には滑り台などの遊具が置かれている。

境内東南隅に、旱魃にも枯れない泉が湧いているらしいが、見ていない。

創祀年代は不詳。由緒も不詳。

式内社・天村雲神伊自波夜比賣神社二座の論社の一つであり、
祭神は、天村雲命と伊自波夜比賣の二座。
天村雲命は、別名「天五多底命(あめのいだてのみこと)」とも呼び、射立の神。
鎮座地周囲は、湯立という字が残っているが、
これは射立からの転訛。
もし、天村雲命=射立神だとすると、天村雲命=五十猛命とも考えられる。
五十猛命は、素盞嗚尊の御子神であり、伊達神。

素盞嗚尊は、ヤマタノオロチを退治し、その尾から天叢雲剣を手に入れている。
天叢雲(あめのむらくも)=天村雲と考えると、
五十猛命の父神であることの象徴とも思われる。

天叢雲剣は、後に草薙剣と呼ばれる、三種の神器の一つ。
日本武尊がこの剣の持ち主であったが、
神奈川に多い杉山神社の祭神は、日本武尊か五十猛命。
両神の関連を示唆しているようでもある。
(連想ゲームがとまらない。)

延喜式神名帳の記載様式では、忌部神社の名から改行され、
数段下げて、天村雲神伊自波夜比賣神社二座と書かれていることから、
現在は、違うようだが、
昔は、忌部山にある忌部神社の摂社だったようだ。

志賀剛によると、天村雲命は雨神、伊自波夜比賣命は出水神。
天地の水神を祀っているとする。
確かに、境内には旱魃にも枯れない泉があるようだし、
境内は、吉野川・川田川にも近い場所にある。


境内

拝殿

社域

社日

本殿

拝殿扁額


【 天村雲神社 (山川町村雲) 】

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