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式内社 出羽國飽海郡 大物忌神社 名神大
御祭神 |
山形県遊佐町にある。
遊佐駅から直線で南東に3Km、鳥海山の南西麓、
蕨岡に鎮座し、当社は、蕨岡口之宮と称されている。
鳥海山の西麓、吹浦にも、吹浦口之宮が鎮座しており、
本殿は、鳥海山上(2236m)にある。
社伝によると、景行天皇の御代に出現し、
欽明天皇二十五年、鳥海山上に鎮座した。
他説では、欽明天皇七年の鎮座とする。
祭神・大物忌神については、
倉稲魂命・豊受大神・大忌神・広瀬神などと同神とする考えがある。
鳥海山は古代日本の北の境界に位置し、
異狄に対して神力を放って国家を守ると考えられており、
更に、穢れを清める神でもあるという。
社殿内正面には「鳥海山大物忌神社」の額が掛かり、
右手には、「鳥海山大権現」の額。
当社は、鳥海修験としての歴史が長く、
往時には三十三坊を有していた。
『和漢三才図会』によると、
鳥海山は慈覚大師が始めて登山したとあり、
麓の社は鳥海弥三郎の霊祠とする。
鳥海弥三郎は、鎌倉権五郎景政と戦い、
右目に矢を受けながら、返しの矢で敵を射殺した。
眼にささった矢を抜き、近くの川で眼を洗ったといい、
そのため、その川の鰍は一眼であるという伝説がある。
−社頭案内板より− |