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 あめくぐう
[沖縄旅行] 沖縄県那覇市泊3−19−3

旧無格社
琉球八社

御祭神
天龍大御神 天久臣之姫大神 泊龍宮神 弁天負泰彦大神 弁財天
伊弉冉尊 速玉男神 事解男神

沖縄県那覇市にある。
那覇市役所の北2Kmほど。
泊高校と聖現寺の間に挟まれて鎮座。

高校横の道を北へ行くと、道の左側に赤い鳥居が立つ。
でも、鳥居の奥は駐車スペースのような、コンクリートの空地だけ。
北隅に拝所があり、「貴布仁御世」と刻まれた石碑が一つあるだけ。

境内には、鳥居の左にある狭い階段を下りていく。
鳥居の意味が無いぞ、と思いながら階段を下りる。

階段を下りると、すぐに社務所があるが無人だった。
社務所から境内奥に向って、大きな石、社殿と並び、
境内奥には権現堂。権現堂内には数対の仏像があり、
仏像を拝む場所になっている。

創建は成化年間、十五世紀中頃。

社伝によると、銘苅村の銘苅の翁子という者が
天久野で、法師を従えた、気高い女人と出逢った。
法師に尋ねると、法師は山の中腹、女人は山上の森に住んでいるという。
翁子が様子をうかがっていると、女人が洞窟に入る途中で姿が消えてしまった。
翁子は驚き、事の至第を王に奏上した。
王の命で、洞窟に向って香を供へたところ、それが自然に燃えたので、
洞窟の前に社殿を建立した。その時神託があり、
「我は熊野権現なり、衆生の利益の為に現はれたり。
かの女人は國家の守護神なり、弁財天である」
という。

琉球八社の一つ。
琉球八社とは、明治以前琉球国府から特別の扱いを受けた八つの官社で、
波上宮沖宮識名宮普天満宮末吉宮八幡宮天久宮金武宮のこと。

拝殿の後方に流造の本殿。
本殿の横に、由緒にも登場する弁財天がある。

拝殿内の幕に、丸い文様が付いていた。
月星のようでもあり、宝珠のようでもある、
シンプルで不思議な神紋。
名前が分からないので、とりあえず宝珠としたが、確信は無い。

境内入口の階段は境内から、さらに下に続いており、トイレがある。
本来はその場所が一階にあたる位置になるのだろう。
つまり、境内全体が、立体駐車場の二階部分にあるという感じ。
で、その一階の奥に拝所があり、巨石の穿った部分に、
「泊之ユイヤギ御嶽」とある。
その巨石は、上まで続き、社殿横に見える大きな石。
その石の上には、社殿横から階段で登れる。
上には「泊龍宮神」「弁天負泰彦大神」と書かれた石碑。
そこも拝所になっている。

ようするに、 この御嶽は3層構造になっていて、
下と上に拝所。中央部の横に天久宮の社殿があるという、
非常に面白い構造になっている。
案内によると、戦争で社殿が消失した後は、
御嶽形式で奉祀していたとあるが、
それが本来の形態であったのではないだろうか。



戦後、社殿が造営されたということは、
それまでは、 現在の立体駐車場のような境内は存在しておらず、
巨石を見上げるようになっていたのかもしれないが、
社務所が無人で、確認はできなかった。
御嶽の上の拝所
拝殿横の御嶽
御嶽の下の拝所

天久宮由緒
 お宮の創建は成化年間と伝へられる。(尚圓、尚宣威、尚真王時代、 西暦一、四六五−一、四八七)往古、銘苅村に銘苅の翁子が閑居して いた。或るとき、夕陽の没する頃、天久野に威儀を正した法師を従へ た気高い女人が山上より下って来るのに出会った。中腹には小洞窟が あり、井戸から水が湧き出て流れている。翁子が法師に女人が何人な るかを尋ねると、法師曰く、自分は山の中腹に住んでいるが、女人は 山上の森に住む者で名前は分からないと答へた。翁子は不思議に思ひ 気をつけていた。あるとき、女人が洞窟に入る時に、中途で消ゆるを 見る。翁子は驚き、事の次第を王の臣下に伝へた。伝へ聞いた時の王 は虚実を試さんと役人に命じて、洞窟に向って香を供へたところ、そ れが自然に燃えたので、外に社殿を造営して祭った。時に神託あり我 は熊野権現なり、衆生の利益の為に現はれたり。
 かの女人は國家の守護神なり、弁財天であるとの神託があった。又 かの翁子も唯人ならず。
 衆生は神変の加護によりて妄念を解くことができようと、神徳を重 んじ國家安全、萬民豊楽の基のため、社殿を建立して祭ったといふ。
 昭和十九年の十、十空襲の折に社殿を消失、戦後は御嶽形式により 奉祀。昭和四十七年旧二月二十二日本殿を建立、奉鎮祭斎行。本土復 帰の昭和四十七年五月十五日宗教法人となる。同日神社本庁に包括さ れ、現在に至り昔の素晴らしい社殿の復興と向後の発展を期せむとす。

祭神
 天龍大御神 (先樋川)
 天久臣之姫大神
 泊龍宮神
 弁天負泰彦大神
 弁財天

 熊野三神
 伊弉冉尊
 速玉男神
 事解男神

月例日(五月十五日<旧四月五日>)
月次祭(毎月旧暦一日、十五日)

−社前掲示板より−


天久宮
天久宮、那覇市泊鎮座、祭神、伊弉冉尊、速玉男命、事解男命、例大祭、四月五日

由緒
神社の開基は成化年間(一四六二〜八七)なりと伝えられる。住古、銘苅村の銘苅の翁子という者が隣村の天久村で、気高き女人と法師に出逢った。彼が尋ねてみると、法師は山の中腹、女人は山上の森に住むという。近くには洞窟があり二人は出入りしていた。女人が洞窟に入ると途中で姿が消えることもあった。翁子はあまり不思議なことを見たので、事の至第を王府に奏上したところ、王はその事実を確かめて、洞窟の前に社殿を建立した。すると、今度は信託があって、「我は熊野権現なり、利益衆生の為顕るなり、女人は国家の守護神なり」と、いったという。康煕四十二年(一七〇三)に社殿の修築、一七三四年には当初現聖現寺の北方に建っていた社殿を現在地に移設した。道光一七年、フランス人が滞在していたため天久宮で行う正月元日、一五日一二月晦日の典礼は長寿寺で行った(球陽尚育王十年の条)さる大戦では社殿のすべてを焼失し、昭和四十七年本殿を再興した。平成御大典記念事業として、平成二年本殿拝殿を改築した。

−『平成祭データ』−





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