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 いきす
[茨城旅行] 茨城県神栖市息栖2882

旧県社
鹿島神宮摂社

御祭神
岐神 配祀 天鳥船命 住吉三神

茨城県神栖市にある。
成田線・小見川駅の北東5Kmほどの息栖に鎮座。

利根川にかかる小見川大橋を渡り、常陸利根川にかかる息栖大橋を渡り、
常陸利根川に沿って北上すると、川に面して当社の一の鳥居が建っている。
一の鳥居の足元に、四角く区画された池のようなものが二つあり
それぞれに鳥居が建っているが、これが忍潮井。

一の鳥居の左右にあり、男瓶・女瓶と呼ばれている瓶(甕?)を沈めた霊泉。
残念ながら、左右のどちらが男瓶で、女瓶かは知らない。
神功皇后の頃に、息栖神社の旧社地に造られたもので
日本三霊泉の一つらしい。
息栖神社が、数キロ下流の日川から当地へ遷座された際に
取り残された二つの瓶は泣き続け、
自力で当地まで移動してきたという伝承があるらしい。

ところで、案内石碑には日本三霊泉として、忍潮井の他に
伊勢の明星井・伏見の直井と記されている。
伊勢の明星井は、三重県多気郡明和町の安養寺境内にあるらしいのだが、
伏見の直井は何処にあるんだろう。

忍潮井
忍潮井は男瓶・女瓶と呼ばれる二つの井戸で あり神功皇后の三年(一九四年)に造られた ものと云われあたり一面海水におゝわれてい た頃真水淡水の水脈を発見しこれを噴出させ 住民の生活の水としたもので海水をおしのけ て清水が湧出しているところから、忍潮井の 名が付けられたと伝えられている。水と人類 とのかゝわりの中で最も古いかたちの井戸で あり日本三霊泉の一つと云われております。
「形状」男瓶は経二米弱、白御影石で銚子 の形をしている。女瓶はやゝ小振 りで土器の形をしている。
「三霊泉」常陸の忍潮井・伊勢の明星井・伏見の直井
「伝説」その昔(平城天皇の御宇大同二年 四月(八〇九年)数キロ下流の日 川地区より息栖神社が此の地に移 された際とり残されてしまった男・ 女二つの瓶は神のあとを慕って三 日三晩哭き続けたが、とうとう自 力で川を溯ぼり一の鳥居の下にヒ タリ据え付いたと云う此の地に定 着して後もときどき日川を恋しが り二つの瓶は泣いたと云われてい る。日川地区には瓶の泣き声をそ のまゝの「ボウボウ川」と瓶との 別れを惜んで名付けた「瓶立ち川」 の地名が今も残されている。

−案内石碑−

一の鳥居から東へ200mほどで、当社境内入口がある。
石の鳥居の脇には「東國三社息栖神社」と刻まれた社号標。

鳥居をくぐり参道を進むと、参道左手に稲荷神社。
さらに参道を進むと神門があり、神門の手前に手水舎。
神門をくぐると砂利の境内で、中央の参道の正面に鉄筋の社殿。

社殿は全体が白く、柱などはピンク色。
拝殿の後方に本殿があり、拝殿も本殿も入母屋造。

境内には力石や芭蕉句碑、当地に関連する歌碑などが数本ある。
芭蕉句碑には「この里は 気吹戸主の 風寒し」と刻まれたいるようだ。
その他に境内には、
昭和三十五年に焼失した本殿の礎石や御遷座千貮百年記念碑なども。

当社の社号「息栖」は「イキス」と読むが、
古くは「於岐都説」(オキツセ)。「沖洲の津」「沖洲瀬」の意味。

神功皇后三年二月に鎮座し、大同二年、当地に遷座したという。
三代実録に、仁和元年(885)三月十日に従五位下を授けられたとある古社で
鹿島神宮香取神宮と合わせて東国三社と呼ばれる大社。

宮城県鎮座の陸奥國一宮塩竃神社は、
左宮に鹿島神(武甕槌命)を祀り、右宮に香取神(経津主命)祀り、
別宮に鹽土老翁神を祀っている。
鹽土老翁神は潮流・航海の神であると同時に、先導の神。

鹿島・香取と共の東国三社と称される当社の神は岐神で、同じく先導の神。
社前に忍潮井があり、
ひょっとすると鹽土老翁神と関連があるのかもしれない。と、思う。

ただし、江戸時代には息栖の名から、祭神は気吹戸主神と考えられ
芭蕉の句にも気吹戸主神の名が残っている。

また、同じく先導の神である猿田彦神とする説もあるらしい。

境内には参道の稲荷神社の他に、境内社の祠が二つ。
左手の祠は四柱合祀で、奥宮・高房神社・伊邪那岐神社・鹿島神社を祀っている。
右手は五柱合祀で、若宮・江神社・八龍神社・手子后神社・香取神社を祀る。

息栖神社
 息栖神社は、古くは日川に鎮座していた祠を、大同二年、右大臣藤 原内麿の命に依り現在地の息栖に遷座したと伝承されている。
 史書「三代実録」にある「仁和元年三月十日乙丑條、授常陸国 正 六位上 於岐都説神従五位下」の於岐都説神とは息栖神社の事とされ ている。(古今類聚常陸国誌・新編常陸国誌)
 古来より鹿島・香取との関係は深く、鎌倉時代の鹿島神宮の社僧の 記した「鹿島宮社例伝記」、室町時代の「鹿島宮年中行事」には祭例等 で鹿島神宮と密接な関係にあった事が記されている。
 祭神は、現在岐神・天鳥船神・住吉三神(上筒男神・中筒男神・底 筒男神)とされ、海上守護・交通守護の守り神と奉られている。
 江戸時代には主神を気吹戸主神と記しているものもあり(木曽名所 図会、新編常陸国誌)、さらには現在境内にある芭蕉の句碑「此里は気 吹戸主の風寒し」は、その関連を物語っていると思われる。
 社殿は享保八年に建替えられたが、それが昭和三十五年十月焼失し、 昭和三十八年五月に新たに完成した。末社、高房神社・伊邪那岐神社・ 鹿島神社・香取神社・奥宮・江神社・手子后神社・八龍神社・稲荷神 社・若宮。
*祭 日*
一月一日元旦祭六月三十日大 祓
一月七日白馬祭八月二十七日風 祭
二月(立春)節分祭十一月十三日秋 祭
三月六日祈念祭十二月三日献穀祭
四月十三日例 祭十二月三十一日大 祓

−社頭案内板−



息栖神社の由緒について
息栖神社は岐神(くなどのかみ)を主神とし 天鳥船・住吉三神・を相殿の神として祀られており 古くから国史にも見え(三代実録に書かれ てある於岐都説神社)が今の息栖神社です。
鹿島・香取・両神宮と共に東国三社の一社 として上下の信仰の篤い神社です。
岐神(くなどの神)は厄除招福・交通守護の御霊格 の高い神で、鹿島・香取の大神と共にその先頭 に立たれ国土の経営にあたられた。
天鳥船神(あめのとりふねの神)は航海・航空の守護 の御霊格が高く、古事記に(天鳥船を建御雷神 に副えて遣わす云々)とあり、鹿島の大神の 御先導を務められた神であります。
(住吉三神)は海上守護・漁業関係の御霊格 が高い三柱の神様である。
このように五柱の神々を祀られているので 古くは息栖五所明神とも称された。
祭 日
一、元旦祭一月一日
一、白馬祭一月七日
一、節分祭二月三日
一、祈年祭三月六日
一、例 祭四月十三日
一、摂末社祭五月三日
一、大 祓六月三十日
一、風 祭八月二十七日
一、秋 祭十一月十三日
一、献穀祭十二月三日
一、大 祓十二月三十一日

−境内由緒書−





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