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椋神社
むくじんじゃ
埼玉県秩父郡皆野町皆野238  Zenrin Data Com Maps display !!


三銀杏

式内社 武蔵國秩父郡 椋神社
旧村社

御祭神
猿田彦命 八意思金命 大己貴命

埼玉県秩父郡皆野町にある。
秩父鉄道・皆野駅の南600mの皆野に鎮座。
秩父鉄道線路の西側、参道に大きな朱の鳥居が立っている。

参道を進むと、南東向きの境内。
鳥居の左側に、庚申と猿田彦の石碑が立っている。

境内に入ると正面に立派な社殿。
後方に本殿が立っている。
社殿は褐色で落ち着いた雰囲気だ。

参拝は、八月の休日の午後。
当日最後の参拝で、この後、家路を急いで高速に乗った。

社伝によると、
日本武尊東夷征伐のおり、当地を通過される時、
御矛を立て、祭神・猿田彦命八意思金命大己貴命の三柱の神を
拝し給うたのが、当社の創祀。
猿田彦命は、日本武尊の巡視をご案内した神。
八意思金命は、知知夫国造の祖神。
大己貴命は、国土経営の神である。

もとは、椋宮(倉宮:くらのみや)と称された古社で
式内社・椋神社の論社の一つ。

元慶五年(881)円福寺を建立した真言僧源仁僧都が、深く当社を崇敬し、
神仏習合を説いたことから、以後、当社は円福寺の管掌するところとなった。

明治になって神仏分離により、円福寺の管理をはなれ、
明治四年十一月、村社に列格。
明治四十年、村内の神社27社を合祀したが、
当社の東にある蓑山(587m)に鎮座する蓑山神社だけは、
由緒が古いという理由で、椋神社奥社として存続している。

ちなみに、蓑山の名は、
昔、レイジャ坊という巨人が定峰峠にさしかかった時、
山に腰をかけ、笠をとって置いたのが笠山、
蓑をとって置いたのが蓑山、夕食の粥を煮たのが粥煮田峠、
箸をとったのが二本木、食べ終わって荒川の水で釜を洗い、
釜を伏せておいたのが釜伏山となったという伝説がある。

当社の神紋は、三銀杏。
3つの銀杏の葉が、組み合わさった形。
秩父神社の神紋も銀杏だった。

本殿の後方に境内社がズラッと並んでいる。
どでも小社だが、立派な構えだ。
左から、祖霊社、八坂大神、伏見稲荷大神、太宰府天満宮、
産泰大神・愛宕大神・秋葉之大神・八幡大神、
山之神大神・諏訪大神・摂社末社之大神・
駒形大神・金刀比羅大神・秩父彦之大神

本殿の右側には石祠が並んでいる。
一部だが、社号や祭神名が記された木の札が掛けられている。
高良玉垂大神、天児屋根神社、斎主大神、神明大神、菊理姫大神
事解男大神、雷電大神、善女龍王大神句々馳智大神、河菜姫大神、埴山姫大神

さらに、護国神社の立派な祠も。


参道大鳥居

境内入口の石碑

境内入口

境内

神紋の提灯

本殿

境内右の護国神社

本殿背後に並ぶ境内社

祖霊社

八坂大神

伏見稲荷大神




太宰府天満宮



産泰大神・愛宕大神・
秋葉之大神・八幡大神

山之神大神・諏訪大神・
摂社末社之大神・
駒形大神・金刀比羅大神・
秩父彦之大神

石祠群
高良玉垂大神、天児屋根神社、斎主大神、神明大神、
菊理姫大神事解男大神、雷電大神、善女龍王大神
句々馳智大神、河菜姫大神、埴山姫大神

 椋神社の主祭神猿田彦命は貞観十三年従五位上に叙せられ 延喜式神名帳に秩父郡二座とあるうちの一社と伝えられる  椋神社は郡下に同名社五社をかぞえ明治政府はいずれも式内 社と称することを許したという その中で平将平・平重能の 墓がある円福寺が鎮守として崇敬し 付近に古墳の多いこと などからわが椋宮が本社であるとの説もある
 当社の草創をたずねれば景行天皇四十一年皇子日本武尊が 東国御巡見の折この地に至り猿田彦命のお導きによっての御 創祀と伝えられる 新篇武蔵風土記稿に「村ノ鎮守」と載せ られ小作地を持ち氏子から社地参道寄進のあったことからも 崇敬の深さが知られ元禄年間以前より舞われている獅子舞を 始め神代神楽の奉納が今なお盛んなことにもあらわれている
 爾来氏子一同熱心な奉仕を続けて昭和六十二年十月十九日 伊勢本宮参拝を果たし 永代御祈祷御神符拝受を畏み 今年 あたかも平成の御大礼を奉祝しこの由緒を誌し後世に伝える

−境内石碑−



埼玉県指定
無形民俗文化財
皆野椋神社の獅子舞
昭和五四年三月二四日 指定
 明治一五年の大火で記録類が焼失し、詳しい縁起はわかりません が、児玉町小平の石神神社獅子舞の起源に、「元禄十二年皆野に伝わ る獅子頭が小平に分けられ……」と伝えられています。これが皆野 椋神社獅子舞に関する、最も古い記録です。
 獅子頭は塗獅子で、狛犬型、龍頭型とがあり、髪は栗毛のたてが みで、大狂い、女獅子、小狂いの三頭を一組として四組一二頭ありま す。
 演目は一八庭で、神前に子どもたちの舞うお神楽三拍子に始まり、 ひきま、わせ、おく、弓掛り、まり掛り、みいれ、ひょうたんまわ し、幣掛り、竿掛り、花掛り、お神楽ざさら、輪掛り、橋渡り、下妻、 宿割、天狗拍子で終わります。三頭の獅子の足が腰鼓にあわせてぴ たりぴたりときまるのが特徴で、師匠ざさらといわれる「宿割」はそ の特色を最もよく表しています。
 一日の行事の中ほど、中入りには二人立ちの大神楽獅子二頭が勇 壮に舞い、道化たちがからみます。また、演目の最終には一二頭の 獅子に、中立四人が加わり、一六人ざさらともいわれる天狗拍子が 舞われます。
 古くは上郷組、下郷組とに分れ、 交代で九曲ずつを受持って演じて いました。また、今は行われてい ませんが、椋神社と土京遥拝所の 間にご神幸に供奉した道中または 行列といわれた儀式は荘重なもの でした。
 実施期日 一〇月七日 土京遥拝所 一〇月八日 椋神社

−境内案内板−



【 椋神社 (皆野町皆野) 】

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