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 あわ
[千葉旅行] 千葉県館山市大神宮589

式内社 安房國安房郡 安房坐神社 名神大 月次新嘗
安房國一宮
旧官幣大社

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御祭神
天太玉命 配祀 天比理刀咩命

千葉県館山市にある。
館山駅から南へ、410号線を10Kmほど下った大神宮。
西の州崎からの房総フラワーロードと410号線の交わるあたりにある。

白い鳥居があり、広い参道が続く。
広い境内に、上の宮と下の宮があり、上の宮が本社、下の宮が摂社となっている。
参拝した日は、朝から雨だったが、当社では曇天。

社伝によれば、神武天皇紀元元年の創祀。

神武天皇の命を受け、天富命(下の宮祭神)は、
天日鷲命の後裔を引き連れて、まず四国・阿波へ渡り開拓。
その後、阿波国の忌部を引き連れて、当地へ上陸し、開拓。

当地は、良い麻が生育することから、総(ふさ、麻の古語)の地と名づけ、
阿波国忌部の居住地を安房として、祖神である天太玉命を祀ったのが当社の起源。

上の宮には、后神が配祀されているが、以前は忌部五部神も祀られていたようだ。
忌部五部神とは、天日鷲命、手置帆負命、彦狭知命、櫛明玉命、天目一箇命。

下の宮には、当地を開拓し、当社を祀った天富命を祀り、
天忍日命(天太玉命の弟、一説には兄)を配祀している。

神紋は、菊花紋と酢漿草紋のようだ。
『神社名鑑』や『神紋』には、菊花。
『官国幣社例祭と由来と神紋』には、酢漿草。
拝殿前の授与所には、両方の紋の付いた幕があった。

当社の神紋に関して、昔は巴紋だったという情報をいただいた。
江戸時代の古文書に「巴紋の幕を張り巡らし」という記述があるらしい。


当社の鳥居は、みな白い神明鳥居。
広い参道の奥にある鳥居の前には、茅の輪が設置されていた。

参道の右手に下の宮があり、その近くに摂社・琴平社。
参道奥を右に曲がると上の宮があり、その前に摂社・厳島社(磐座)がある。

社殿の左手には、末社を祀った御坂屋があって、
白浜・下立松原・日吉・八坂・犬石・熊野・相浜・布良崎・洲宮が祀られ、
社殿後方に、御神水。

拝殿は鉄筋造だが、本殿は釘を用いない木造神明造。



安房の国一の宮安房神社略記

御本社御祭神(上の宮)
日本産業総祖神・天太玉命、相殿后神・天比理刀咩命
御摂社御祭神(下の宮)
房総開拓の祖神・天富命(天太玉命御孫神)、日本武道祖神・天忍日命(天太玉命御弟神)

由緒・神徳
房総半島の南端神戸郷に静まり座す旧官幣大社安房神社は、天太玉命を主祭神に天比理刀咩命を配祀として奉斎し、摂社下の宮に天富命をまつる。
延喜の制には名神大社に列せられ、安房全域を神都として有した全国屈指の名社である。本社の主祭神天太玉命は中臣氏の祖神天児屋根命と相並んで天照皇大神の側近に重臣として奉仕し、政治・祭祀・農漁業・建築・金属工業等、諸産業の祖神を統率された大力無双の神に坐す。
天照皇大神が天石窟に御幽居あらせられた時には、大神の出御に大功を顕わされた。
房総開拓の神として下の宮に祀らるる天富命は、天太玉命の御孫にあたらせられ神武天皇の重臣に坐す。
天富命は、勅命を体して四国阿波国忌部族の一部を割いて海路東方に沃土を求められ、最初に占拠されたのが房総半島の南端、即ち現在の安房神社の鎮座地であって茲に本拠地を定めて祖神天太玉命の社を建てた後、次第に上総・下総に進み房総半島に麻穀を播殖しその産業地域をひろめられたのである。
安房神社の御祭神は、日本産業の総祖神として崇められ更に現在では交通安全、厄除開運家内安全、商売繁昌等、関東地方随一の神社として信仰が厚い。

置炭・粥占神事(一月十四・十五日)
一月十四日の夜、忌火をきり正月に用いた門松の松材で粥を炊き、その薪が燃えつきる頃おきを十二本取り出して並べ、その炭の色によって神主がその年の一月から十二月の天候を占定する。
粥がにえる頃、すのこ状に編んだ十二本の葦の筒を鍋に入れ、そのまま一晩置いて、翌十五日朝、鍋から取り出し神前に供し祭典の後、神主がその葦の筒を一本ずつ小刀で割り、中の粥の入り具合や色つやにより米、麦、野菜等農作物の豊凶を占定する。
この神事は宝暦年間の神社旧記にも見られ古くからの神事である事がわかる。

宝物狛犬
文永元年(一二六四年)、日蓮上人四十二才の厄年に一週間安房神社にお篭りになり兀々坐定して刀を振って狛犬を彫刻せられ、誓願成就の御礼の意味にて奉納されたものである。

−『平成祭データ』−





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