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山名八幡宮
やまなはちまんぐう
[群馬旅行] 群馬県高崎市山名町1581  Zenrin Data Com Maps display !!


三つ巴


桐に笹

旧郷社

山名八幡宮公式サイトを開く

御祭神
誉田別命 配祀 玉依姫命 息長足姫命

群馬県高崎市にある。
上信電鉄・山名駅の近く、駅の北西2〜300mほどの山名町に鎮座。
30号線に参道の入り口があり、大きな両部鳥居と社号標が立っている。

境内入口から西へ進むと、参道脇に「太刀割石」。
慶長五年(1600)、馬庭念流中興の祖・樋口定次が
天真流村上天流と試合と試合をするにあたり当社に参籠し、
満願の日に枇杷(びわ)の木剣で断ち割ったという石。

当社参道を上信電鉄の線路が横切っているので
線路の下をくぐって進むと神門があり、神門の奥が境内。
参道右手に手水舎があり、鮮やかな朱の鳥居が立っている。
鳥居の脇にはいくつかの境内社や神馬像、ムクやケヤキなどの立派な御神木。

鳥居をくぐり階段を上ると当社の社殿。
社殿は、入母屋造の拝殿と流造の本殿が連結した権現造。
本殿は十八世紀の建造だそうで、蜃・象鼻・鳳凰・
龍・獏・唐獅子などの神獣の彫刻が施されており、
平成になって極彩色に塗りあげられたそうで美しい。
社殿に置かれていたチラシには、夜、美しくライトアップされた
当社本殿の写真が載っている。

本殿後方の中門には裏神様を祀られているそうで、獅子頭が置かれている。

資料では、当社の正式名は「八幡宮」とあり、
拝殿扁額にも「八幡宮」とのみ記されているが
境内の由緒書きなどには「山名八幡宮」とある。

佐野山と呼ばれる山名丘陵は古代文化が栄えた地。
山名町には、多胡碑と同時代に造られ
「上野三碑」と呼ばれる山ノ上碑と金井沢碑がある。
が、行ってないので写真は無い。残念。

社伝によると、源氏の一族新田氏の祖・新田義重の子、
新田義範が山名郷を与えられ、山名氏を称して山名氏の祖となり、
安元年中(1175〜1177)豊前国宇佐八幡宮を勧請したのが当社の起源。

『明治神社誌料』では、それ以前から存在しており、
源義家が深く崇敬し、文治年間(1185〜1189)、
新田義範(山名義範)が社殿を造営して以来、子孫代々の崇敬社となったとある。

宝暦二年には領主酒井雅楽頭が神地を寄進。

後醍醐天皇の孫・尹良親王が山名城に滞在の折り、
城主世良田政義の娘が親王の子を懐妊し、当社に安産を祈願されたところ
無事に男子が誕生、良王(よしゆき)君と名付けたということから
安産・子育ての神として崇敬されており、
神功皇后が三韓遠征のおり高麗国より献上された獅子頭に由来する
子育ての張子の獅子頭が春秋の大祭の時に売られ、
また、子育て虫封じの守護神として、虫切り御鎌の御守もあるらしい。

『明治神社誌料』では子育て祈願に際しては
大根を献上していたそうで、大根のようにすくすくと成長し
大根が地上に抜け出るように、知識等が抜きんでることを祈ったらしいが
現在でも大根の献上が行われているかどうかは知らない。
公式サイトにも無いので、たぶん、やっていないと思う。

また、江戸時代の紀行文『上信日記』には、
当社の本社の後ろに「あやしの堂」があり、
(江戸時代から)6・700年前と思われる石佛二体あり、
と記されているらしい。

境内の右手には厳島神社(弁財天)とその他の境内社。
参道鳥居の脇に八坂神社(素盞鳴尊)と琴平神社(大物主神)。

さらに、山名氏の末裔が奉納した神馬像があり、
山名氏家紋の桐に笹紋が付けられていた。
境内のあちこちに三つ巴紋がみられ、八幡宮である当社の神紋は三つ巴紋だと思うが、
面白い図案なので、この桐に笹紋も掲載しておく。

神馬像の脇に妻戀稲荷神社(宇迦御魂神)の上のおいなりさん(山名町上組)。
陽石・陰石や御神木の奥には下のおいなりさん(山名町下組)が祀られている。


参道入口

参道

太刀割石

線路の下をくぐると

神門

境内

鳥居

階段上に社殿

拝殿

本殿

本殿

本殿後方
裏神を祀る中門


獅子頭

厳島神社

境内社

参道の神馬像

琴平・八坂社

上の妻戀稲荷神社

下の妻戀稲荷神社

陰石

陽石

一、御祭神 玉依比売命
氣長足姫命
誉田和氣命
一、由来 当社は宇佐八幡宮を勧請しその 創建は詳らかでないが文治年中 鎌倉時代に新田義範が社殿を 造営したと伝えられる
一、縁起 神功皇后が三韓遠征の折 高麗国 より貢物として献上された獅子頭 に由来する子育ての張子の獅子頭 は春秋の大祭にうられる

子育て虫封じの守護神として古来 より虫切り御鎌が御守として領布 されている
一、御祭禮 歳旦祭
春季例祭
秋季大祭
七五三祭
一月一日
四月十五・十六日
十月十五・十六日
十一月十五日

−境内由緒書−



山名八幡宮
安産・子育て上州総守護神 山名八幡宮
山名八幡宮の歴史と伝承
うしろに八幡山を配したこのあたりは古くから開けた所で、歴史をさかのぼれば縄文時代にまで人々の暮らしの跡をたずねることができる。
社伝によればこの社は源氏の一族、新田氏の祖義重の子義範が山名城にあって安元年中(一一七五〜一一七七)に、豊前の国(大分県)の宇佐八幡を勧請して、社殿を造営し、武神として崇敬したのを始めとしている。
御祭神
玉依比売命、品陀和気命(応神天皇)、息長足姫命(神功皇后)の三柱を祭神として祀り、古くから安産や子育ての守護神として、また養蚕や商売繁昌の神として有名であり近郷の人々の尊敬を長年月にわたって集めている。創建以来、八百余年の歳月は誇らしい歴史の重みとともに多くの伝承に彩られて人々の心のふる里となっている。
天国(あまくに)の宝剣
山名城主、新田義範が当社創建の時に奉納したと伝えられる両刃の直刀で鎌倉末期のもの。
安産と子育ての神
後醍醐天皇の孫、尹良親王が山名城に滞在の折り、城主世良田政義の娘が親王の子を懐妊し、当社に安産を祈願されたところ無事に男子が誕生、良王(よしゆき)君と名付けたという。以来、当社を安産と子育ての神として称えられるようになったとの伝承がある。
例祭
毎年四月十五・十六日と十月十五・十六日のお祭りは多くの参詣人で賑わう。露店も立ち並び安産や子育てを願い、養蚕や、商売繁昌を祈る人々が獅子頭や、虫切り鎌、農具などを買い求めて季節の風物詩となっている。
神輿の渡御
例大祭の際に山名町の中程にある石の標識、「八幡宮御旅所」と彫られている場所まで神輿を奉じ古式ゆかしくおごそかに列を連ねて行進する。
系図
古い歴史を物語る山名氏の系図 山名宗全(持豊)は九代目で西国の十一ケ国の守護、応仁の乱の西軍の総大将。
乗鞍
宝暦二年(一七五二)九月、前橋藩主、酒井雅楽頭(うたのかみ)より二町七反一畝七歩の神領と現在社宝の一つとなっている乗鞍一具の寄進を受けた。
大刀割りの石
慶長五年(一六〇〇)三月、馬庭念流中興の祖といわれる樋口定次が天真流、村上天流と試合をするにあたって当社に神助を祈願して参籠し、満願の日に社前の大石を打ち割ったといわれ、その後見事に烏川畔において天流を破った。この大石は参道に今も置かれている。
祭日
一月一日〜七日初詣、一月十五日初市、二月節分ついな式、四月十五・十六日春季例祭、四月二十八日養蚕市、六月三十日大祓、十月十五・十六日秋季例大祭、十一月十五日七五三祭、十二月一日神むかえ、大晦日二年参り
高崎自然歩道
高崎自然歩道は、八幡宮が起点となっていて、二十五キロ隔てた小林山だるま寺まで続いている。八幡宮の裏山一帯は山名丘陵で、その裾野には、古代文化の遺跡が多く散在している。なかでも国の特別史跡に指定されている「山の上の碑と古墳」、「金井沢の碑」の二つは、仏教文化の東漸を物語る貴重な遺跡である。またこの地で生活していた万葉の若者たちは、おおらかな相聞歌を今に伝えている。「佐野山に打つや斧音の遠かども 寝もとが児ろが面に見えつる」更にこの丘陵には、中世から戦国にかけての山城の址が現存し、その遺構をさぐることができる。その一つ山名城址は、応仁の乱の一方の旗頭、山名宗全の遠祖、山名義範の居城であった。
参拝 上信線山名駅下車

−『平成祭データ』−


本殿の後方に本殿の神獣彫刻に関する説明があったので、
写真に神獣の名前を書いて載せておく。
当社の彫刻は、蜃(しん)、鳳凰(ほうおう)、
唐獅子(からじし)、龍(りゅう)、象鼻(ぞうはな)、獏(ばく)。


本殿の神獣彫刻

最終更新日:2014/07/22
【 山名八幡宮 (高崎市) 】

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