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式内社 上総國埴生郡 玉前神社 名神大 上総國一宮 旧國幣中社 玉前神社公式サイトを開く 御祭神 玉依姫命 玉前命(高皇産霊の孫、あるいは甥) 『神名帳頭註』 |
千葉県一宮町にある。
上総一宮駅から西へ延びる道路から少し、南へ入ったところ。
駅からも近いので、すぐにわかる。
境内入口には、朱塗りの鳥居があり、境内にも、二基の鳥居。
参拝した日は、雨だったので、暗くて鳥居の撮影は失敗だった。
階段を上ると境内、正面に黒塗りの社殿が鎮座している。
派手さはなく、渋い。
境内右手には、鮮やかな朱の神楽殿。
朱と黒の対比が見事で、印象に残る神社社殿だ。
創祀年代は不詳。
一説には、景行天皇巡幸の際の創建という。
祭神は現在、玉依姫命だが、一説には玉前命とも。
また、十二社祭の際、当社から二基の神輿が神幸され、
一基は大宮様(玉依姫命)、もう一基は神武天皇とされるが、
昔の資料には、一基は玉前大神、もう一基が玉依姫命であったらしい。
とすると、当社の主祭神は、社名の通り玉前大神と考えるのが妥当か。
当社の御神体は、珠玉であると伝えられており、珠に関する説話が幾つかある。
『古今著聞集』に、当社祭神が、懐妊後三年。
今が国を治めるときに臨みて若宮を生むと託宣し、
海浜にあった明珠が、その若宮であると。
『房総志料』に、以下の説話があるらしい。
昔、このあたりに塩汲みの翁がおり、朝早く潮水を汲んでいると、
明珠が波間の現れ、光彩を放っていた。
これを持ち帰ったところ、夜光り輝くので、
翁は畏れて、玉前神社の神庫に納めたという。
神紋は、「鏡の中に御統(みすまる)」。
御統とは、勾玉のネックレスのことで、八坂瓊曲玉のこと。
国の統治者の印。
鏡と御統だと、天照皇大神を連想するが、なぜ当社の神紋なのだろう。
『官國幣社 例祭之由来と神紋』によると、古来は三つ巴だったということ。
今でも神楽殿や社殿に、巴紋は見られる。
ただし、拝殿や賽銭箱には、菊紋が目立つ。