おおさき
新潟県南魚沼市大和町大崎字大門4042

式内社 越後國魚沼郡 大前神社


稲荷五神(宇迦之御魂命,佐田彦命,大宮能賣命,大己貴命,神功皇后)
豊城入彦命 『神名帳考證』『特撰神名牒』
太田諸命(速魂命三世孫) 『越後風土記節解』『神社覈録』
大山祇命 『越後野史』
豊受比賣命 『明細帳』

南魚沼市大和町。八海山の西。
上越線五日町駅から5、6Km。浦佐駅からも同じくらい。
291号線の側、大崎トンネルの手前にある。
当社の側から、東へ延びる道があり、八海山大崎登山口になっている。

五月、桜の残る参道が、木々の茂る境内に続く。
階段上が広い境内になっており、
拝殿には、雪除けと思われる板が設置されている。

江戸時代、伏見稲荷の分霊を勧請し、稲荷と称していた。
よって、祭神は稲荷五神となっている。
また、八海山の登山口にあり、修験道との関連も。


社殿裏に、細く長い階段があり、脇に石碑がある。
石碑には、「古峰大神 聖徳皇大神 水米宮大神」とあり、
階段上に石祠がある。なんだろう。


 享保十五年(一七三○)、伏見稲荷神社の分霊を受け、稲 荷大明神を称した時期もあったが、寛政九年(一七九七)、 吉田家の宗源宣旨により、創始以来の大前神社に改称した という。(『南魚沼郡誌』)これは寛政九年二月の「四郡式 内神社連印」に署名したことをさしていると思われる。大 前神社の項に「魚沼郡大崎村正一位大前神社稲荷大明神神 主山田弾正藤原吉家(別本には□□典膳藤原吉豊とある)」が 署名しているが、当社のみ黒印がなく、貼紙があって、「正 一位大前神社神主実名雖為自筆、其村役儀始産子共へ尋糺 所ニ證跡依為不分明一列印形相省也」とあって、論杜間の 紛争ではなく修験化の色濃い当社内に於て判然しないもの があったことを思はせる。

−『式内社調査報告』−