くろとな
山梨県甲府市黒平町3

式内社 甲斐國山梨郡 黒戸奈神社

大山祇命

山梨県甲府市黒平町にある。
荒川ダムの北6Kmほど。
地図には荒川ダムから北上する林道があったので、
ダムを越えて北上していたが、途中、工事中で通行止め(2002年4月現在)。
案内を見ると、黒平へ向かうには、
金櫻神社近くの林道から北東へ向かう道しかない。
仕方が無いので、金櫻神社まで一旦戻り、
クネクネと林道をひた走る。8Kmほどか。

黒平町に入り、しばらく走ると、右手に「市民いこいの里」があり、
その前の道路わきに、赤い鳥居と社殿が鎮座している。

式内黒戸奈神社の論社。
黒戸奈を「くろべな」と読めることが根拠となっているようだ。

金峯山へ向かう道の途中にあり、
式内社としての立地条件には、かなった位置といえるだろう。

道路に面した境内は、背後に巨岩がそびえ、
道路を越えて南には、荒川が流れている。

境内に一段高く、玉垣に囲まれた本殿のみが鎮座。
左右には、精巧な彫刻が施されており、
赤と黒の彩色も、なかなか良い感じ。


『甲斐名勝志』(天明七年)も、(中略) 「一説に、御嶽の奥、黒平と云ふ所に黒戸明 神と唱ふる社あり、黒平を今黒べといふ、べらはべなの横 なまれるにて、黒戸奈神社なりと云ふ、何れが是なること をしらず、後考を待つのみ」といふ一説を掲げてゐる。

−『式内社調査報告』−