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貴船神社
きふねじんじゃ
石川県加賀市小塩町ケ137甲
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石川県加賀市にある。
大聖寺駅の北6Kmの小塩町に鎮座。
境内は、港の近く、小学校の北にある。
西へ少し歩くと、北前船の里資料館。
海沿いの道を東へ行くと、尼御前岬がある。
尼御前岬は、逃走中の義経一行がこの海岸を通った時、
足手まといになるのを憂いた尼御前が身を投げたという場所。
境内入口は東向き。
白い鳥居をくぐり、階段を上ると境内。
石灯籠の奥、正面に社殿が鎮座している。
参拝日は、晴天の休日。
日本海の青い空が美しい。
創祀年代不詳。
案内石碑によると、鳥居に天保と刻まれており、
江戸時代から存在していたと推測される神社。
明治二十七年、貴船社から貴船神社と改称し、
明治四十二年、白山神社を合併合祀したもの。
合祀された白山神社は、式内社・刀何理神社の論社の一つ。
『加賀式内社並國史見在社調査』によると、
「小鹽村ノ海岸ニ トカリ崎ト云アリテ海中ニ岩アリ
此邊往古ノ社跡ナリト云、今ハ村落ニ社アリテ白山社トス」
とあり、以前の社地は海中に没し、
その後、小塩の村落に遷されたものらしい。
別の資料によると、海中に没したのは安永年中の震災の頃。
白山神社の古社地を探して、海岸沿いの道を歩いてみたけど、
それらしきものは見当たらなかった。
もう一度地図を確認しようと、
当社の西にある北前船の里資料館の駐車場に車を停めていたら、
資料館の方が、朝の掃除をしていたので、白山神社の場所をお聞きした。
そこまでの行き方を、詳細に正確に教えていただいた。
社頭 |
参道階段 | 境内 |
社殿 | 本殿覆屋 |
当社の東、300mほどの所に、白山神社の旧社地がある。
現在は、数台の車が停められる駐車場となっており、
その隅に、神社跡の石柱が立っている。
石柱には「明治四十一年三月二十四日」とあり、
貴船神社へ合祀される前に立てられたものだろう。
白山神社跡 |
貴船神社由来碑
−境内石碑− |
【 貴船神社 (加賀市) 】