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豊栄稲荷神社
とよさかいなりじんじゃ
[富山旅行] 富山県富山市茶屋町7511  Zenrin Data Com Maps display !!


抱き稲


梅鉢

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旧村社

御祭神
宇迦乃御魂神 大宮乃賣神 佐太彦神
配祀 摂社薬祖社
少名彦神 前田正甫公 前田利保公 万代常閑翁
日比野小兵衞 松井屋源右衞門宗弘 八重崎屋源六
配祀 摂社成就天満宮
菅原道真公

富山県富山市にある。
富山駅の西3.5Kmほどの茶屋町に鎮座。
神通川を渡って1Kmほどのところにある呉羽山に西端、
富山観光ホテルの近くに境内がある。

境内入口は道路に面して東向き。
朱の大きな鳥居が立っており、
左手には「豊栄稲荷神社」と刻まれた社号標。
鳥居をくぐると正面に黄色っぽい朱の社殿がある。
拝殿は銅板葺き。本殿は拝殿内にあるようで、
拝殿内に入ると、正面に美しい朱色の扉が三つ並び、
左から、「成就天満宮」「豊栄稲荷神社」「薬祖社」と
三つの扁額が掲げられている。
摂社・成就天満宮と摂社・薬祖社は本殿相殿に祀られているようだ。

拝殿の手前、境内の左右に境内社の祠が一つずつ。
左の褐色の祠が神明宮、右の朱の祠が呉羽社。

社伝によると、
宝永元年(1704)、富山藩二代藩主・前田正甫公が
千石蔵(現在の千石町)の隣接地(旧星井町稲荷高)に社殿を造営し、
伏見稲荷大社の御分霊を祀り、富山藩の五穀豊穣と殖産振興を祈願。
歴代の藩主が祭られた藩祭の神社であった。

前田正甫公は「江戸城腹痛事件」で有名な富山反魂丹を開発し
富山の薬売りを全国的に展開させた人物。
「江戸城腹痛事件」とは、江戸城で腹痛になった
陸奥三春藩の第三代藩主・秋田輝季に前田正甫が富山の反魂丹を与えたところ
たちまち回復したという事件。

明治になって前田家は東京へ移住したが、
近隣崇敬者の手によって当社の祭祀は継承され、
昭和四十九年十月、現在の地に社殿を造営し遷座された。

摂社・薬祖社には、医薬の守り神・少名彦神と、
当社を創建し、越中薬の始祖・前田正甫公など
富山県薬業関連の人々が祀られている。

摂社・成就天満宮には、九代藩主前田利幹公が
前田家の祖として奉斎した菅原道真公が祀られている。

社殿には前田家の家紋の梅鉢紋が付けられていたが、
拝殿の幕や御朱印には稲荷社に多い抱き稲紋。
稲紋が当社の神紋だとは思うが、梅鉢紋も載せておく。

境内末社の呉羽社は、呉羽山の地主神・呉服女、綾服女を祀る社。

『式内社調査報告』に、式内社・多久比禮志神社の論社として
五福の呉服神社の名前が載っていた。
ただし、現在、五福には呉服神社という神社は存在していないようで、
地図などでそれらしい社を探していたところ、
道路を挟んで五福町に隣接している地に鎮座する当社の境内に
呉服女を祀る呉羽社を見つけたので参拝してみた。

上に記したように、当社は昭和になって遷座してきた神社なので
ひょっとすると、以前から地主神として呉服女を祀った祠があり
その地に遷座し、境内社としたのかもしれないと思ったが、
社務所で話を聞いたところ、そういう話はないらしい。残念。

ただ、五福町を含んだ呉羽山一帯で、
応神天皇の時に渡来して呉羽山に住み、
綾絹を織る技術を教えた、呉服女と綾服女を
信仰の対象としていたことは確かにあったのだろう。

なお、呉服神社が多久比禮志神社の論社として理由として、
『日本書紀』の応神紀にある以下の記述が興味深い。

阿知使主と都加使主を呉に派遣して縫工女を求めさせた時、
高麗で、高麗王が久礼波・久礼志の二人を道案内に付けたので呉に到着。
呉の王が、縫女の兄媛、弟媛、呉織(くれはとり)、穴織の四人を与えたとある。


鳥居

社殿

拝殿内に三扉

神明宮

呉羽社

前田正甫公御創建
豊栄稲荷神社御由緒
御祭神宇迦乃御魂神 大宮乃売神 佐太彦神
摂社薬祖社 少名彦神 前田正甫公 前田利保公
万代常閑翁 日比野小兵衛
松井屋源右ヱ門 八重崎屋源六
摂社成就天満宮菅原道真公
末社呉羽社 伏見稲荷大社創建秦伊呂具公
呉服女 綾服女
 豊栄稲荷神社は宝永元年(二百八十年前)に富山藩二代の藩主前田正甫公が千 石蔵(現在の千石町)の隣接地(旧星井町稲荷高)に社殿を造営され伏見稲荷 大社の御分霊を祭られ富山藩の五穀豊穣と殖産振興を祈願され、歴代の藩 主が祭られた藩祭の神社です。
 宇迦乃御魂神は穀物の守神で伊勢の外宮にお祭りする豊受大神と同じ神 さまです。また大宮乃売神は宇豆女神とも申し上げ、佐太彦神は猿太彦神とも申 し上げ、天孫降臨の時に国ゆずりを円満に成立させた功績で商談成立の神 として信仰されます。
 なお現在の社殿は昭和四十七年十二月から環境の良い呉羽山頂で御造営 工事を進め、広く富山県内の主な会社、工場、商店など多くの奉賛によって 完成され、四十九年十月御遷座祭を奉仕し、永遠にこの地に鎮座されること になりました。
 なお摂社薬祖社は医薬の守神少名彦神と、当神社を創建された越中薬 の始祖と仰ぐ前田正甫公を始め、富山県薬業振興の始祖達をお祭りしてあります。
 また摂社成就天満宮は前田家の祖先で学問の神さまと仰ぐ菅原道真公 をお祭りし、末社の呉羽社は伏見稲荷大社を創建された秦ノ伊呂具公(秦始 皇帝の子孫)と、応神天皇の時に百済から帰化して呉羽山に住み地方の子女に 綾絹を織る技術を教えた呉服女と綾服女の三柱を祭り、日本の繁栄に貢献した 帰化人への感謝からお祭りするものであります。
 祈願祭斎行
  社運隆昌、労働安全祈願祭 商賣繁盛 家内安全祈願祭
  交通安全祈願祭 学業成就祈願祭
  初宮詣など
 藩公御成り観桜祭  呉羽山温度奉納
  毎年四月第二日曜日午前十時から 豪華元禄絵巻

−境内案内板−



最終更新日:2013/10/09
【 豊栄稲荷神社 (富山市) 】

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