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劔神社
つるぎじんじゃ
福井県丹生郡越前町織田113−1  Zenrin Data Com Maps display !!


織田瓜

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式内社 越前國敦賀郡 劔神社
式内社 越前國敦賀郡 伊部磐座神社
旧國幣小社

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御祭神
素盞嗚大神 配祀 氣比大神 忍熊王

境内摂社 式内社
越前國敦賀郡 織田神社 織田神社
保食大神 仲哀天皇 応神天皇

福井県越前町にある。
武生駅から北西へ15Kmほどの織田に鎮座。
365号線と417号線が交わる場所。

境内は、365号線から少し西へ入った場所にあり、
表参道入口は南側。
境内の北に、織田町文化歴史館があり、広い駐車場がある。
駐車場からは北参道を入って境内へ。

南側の表参道から入ると、赤い両部鳥居。
鳥居をくぐり、参道を進むと、広い砂利の境内。
境内奥、数段の階段を上って社殿がある。

拝殿の後方に、垣に囲まれて入母屋造りの本殿。
本殿は、県指定文化財で、寛永四年(1627)に再建されたもの。
千鳥破風や唐破風の屋根は「織田造り」とも呼ばれるらしい。

本殿の垣の外、右手に摂社・織田神社が南向きに鎮座。
こちらの社殿も県指定文化財。
建立は室町時代であるらしい。

古来、越前国二の宮として崇敬されてきた古社。

社伝によると、伊部郷座ヶ岳に
伊部臣が神剣を素盞嗚尊の御霊代として祀り、
のち、神功皇后十三年、忍熊王が
当地方の賊徒討伐にあたり、
素盞鳴大神の御神助を戴き
無事平定できたことにより、
当地に勧請し、祀ったという。

忍熊王が、当地で薨去された後、
郷民によって、忍熊王の御魂が合祀され、
さらに、氣比大神を王の父として祀ったという。

記紀では、忍熊王は、
仲哀天皇の崩御後、皇子(後の応神天皇)へ皇位が渡ることを恐れて挙兵。
だが、戦いに敗れ、逢坂の地で自決したという。
よって、忍熊王が当地へ来たとは考えにくく、
忍熊王を奉斎する人々が当地へ逃れてきたと思われる。

式内社・劔神社の有力な論社の一つで、
当社に現存する国宝の梵鐘には、
「劔御子寺鐘 神護景雲四年九月十一日」とあり、
奈良時代には既に当社の神宮寺が存在していた証。

また『南越風土記』に「伴部盤座の神社と云は是也」とあるらしく、
当社を式内社・伊部磐座神社とする説もあるらしい。

本殿の右に鎮座している織田神社も、
式内社・織田神社に比定されている神社。
祭神は、保食大神仲哀天皇応神天皇で、
別名、厄除八幡宮という。
当社に関して、織田神社の祠官が機織を生業とし、
祖神である天棚機姫、あるいは天羽槌雄神を祀り、
織田という名前になったものと考えられている。
戦国の織田信長は、当社祠官の出で、
信長の祖が応永の頃、斯波氏に仕えて尾張へ移住したという。
というわけで、当社の神紋は織田の紋。


表参道鳥居

北参道入口

境内

拝殿

拝殿

本殿と織田神社

本殿

織田神社

織田神社以外にも幾つかの境内社が存在する。

表参道入口を入ると、参道左手には、
天満宮と庚申宮が東向きに並んで鎮座。
庚申宮の隣には、旧神前院護摩堂が保存されている。

拝殿の左手には、薬師神社。
拝殿の右手には、奇稲田媛神社・小松建勲神社。

境内から北参道(織田町文化歴史館)へ抜ける道に、
稲荷神社・忠魂社・猿田彦神社が点在している。


天満宮

庚申宮

護摩堂

薬師

奇稲田媛神社・小松建勲神社

稲荷神社

忠魂社

猿田彦神社

劔神社由緒略記
御祭神素盞嗚大神(すさのおのおおかみ)主な祭儀
氣比大神(けひのおおかみ)例大祭十月九日十日
忍熊王(おしくまのみこ)春季大祭四月二十九日
境内壱万壱千八百余坪新嘗祭十二月一日
御神紋五窠木瓜(別名織田瓜)左義長二月十一日
夏越大祓六月三十日
歳旦祭一月一日
・新年特別大祈願 元旦より立春まで毎日奉修

社伝によれば座ヶ岳の峰に祀られていた素盞鳴大神の 御神霊を、第十四代仲哀天皇の第二皇子忍熊王が、この地に斎 き祀られたと伝えている。即ち、神功皇后摂政の頃、忍熊 王が当地方の賊徒討伐にあたり、素盞鳴大神の御神助を戴 き無事平定できたことに対し、神恩報謝のため織田のこの 地に社を営み劔大神と称え、その後、王が薨去されるや里 人はその徳を慕い、主神素盞嗚大神に配し祀った。
奈良時代には祈願の霊場として朝廷をはじめ多くの人々か ら篤い信仰を受け、殊に所蔵する国宝の神鐘は第四十九代 光仁天皇が白壁王と申されていた頃、弓削道鏡の野望を砕くた めに当社に大願が掛けられ、成就の御礼として御奉納戴いたと いわれている。また、武門にあっては平重盛を始め朝倉・織田・徳川・ 松平の諸将の尊崇が篤く、特に織田信長は氏神として崇め、 格別の信仰をもって神領を寄進し神社を保護した。
江戸時代の末には伏見宮の御祈願所と定められ、 拝殿は伏見宮の御勧進によって造営された建物で、 明治三十四年には県社に、昭和三年には國幣小社に 昇格した。

御神徳

遠く奈良の昔から極めてご霊験あらたかな神と仰がれ、 すべての生業の守護神、あらゆるものの生成化育・発展を導き、 一切の厄事災難を祓い清める尊い神と崇められ、殊に 「劔大神」の御神名に示されている如く、御宝劔の霊威によって 襲い来る災禍を一刀両断に打ち祓い、智恵と勇気により 正しい判断のもと、決断と実行ができる大きな「力」を 戴ける大神様として信仰されています。私共はこの大神 様の救いの手を信じ、祈りを捧げるならば、そのご霊験は 必ず現れ、正しい御加護のあることを信じます。

−境内案内板−



【 剣神社 劔神社 (越前町織田) 】

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