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織田神社
おりたじんじゃ
福井県三方郡美浜町佐田97−6  Zenrin Data Com Maps display !!





式内社 若狭國三方郡 織田神社
式内社 若狭國三方郡 仁布神社
旧郷社

御祭神
國常立尊
配祀 應神天皇 保食神 水波賣神 大山祇命 大山咋命

福井県美浜町にある。
東美浜駅の北2Kmほどの佐田に鎮座。
118号線を北に1.5Kmほど進み、東へ入った場所。

道路に面して大きな鳥居が立っており、
鳥居をくぐって東へ進むと、木々の聳える境内。
20段ほどの階段を上ると鳥居があり、
その鳥居の奥に社殿がある。

社殿は、拝殿のような舞殿のような瓦葺。
その後方、階段上に本殿があり、
本殿の前面に張り出した向拝で参拝。

後方の本殿は、銅板葺きの堂々とした流造。
本殿の屋根には、桐紋と巴紋が付いていた。
社殿全体は南西向き。

参拝は10年前の秋の夕方。
写真では判りにくいが、少し暗くなり始めた頃で
多くの写真が手ぶれしていたが、
静かな境内が良い感じだった。

社伝によると、景行天皇六年の創祀。
当所開闢の神を祀った神社で、
五月十一日に出現したといい、その日に重要な神事が行われるらしい。
『平成祭データ』には、五月十一日に例祭と記されているが、
『式内社調査報告』では、戦後、六月十一日に変更されたとある。

桓武天皇の延暦十八年(799)、隣村の耳村から
二十八所大明神(式内社・彌美神社)を勧請し
織田二十八所大明神と称された古社で、
式内社・織田神社の有力な論社。
『若狭神名帳』には、正五位織田明神社とある。

二十八所大明神に関しては、大宝二年、
奇妙な老翁が出現し、自分は紀州の丹生明神であり、
この国を護るために現れた。
自分と同様、二十八の神々も降って来たと説明したという。
明治八年十一月二十八日、郷社に列し、
明治十三年六月、織田神社と復称された。

明治四十一年七月、山神社、八柱神社、八幡神社、稲荷神社、
江島神社の五社を合祀。
さらに十月、八幡宮、日吉神社、山祇神社の三社を合祀。

『式内社調査報告』の仁布神社の項に所在不明としながら、
当社が、紀伊国から勧請された丹生明神とあって、
式内社・仁布神社とする説が紹介されている。

『福井県神社誌』によると、当社の神紋は三つ巴と五三桐の紋。
ともに本殿屋根に付いていた紋だろう。

境内には幾つかの境内社があったが、
社名を確認できたものは鳥居が立っていた恵比須社だけ。
一つ、覆屋根に納められた特別な感じの祠があったことを覚えている。

『平成祭データ』には、以下の境内社が載っていた。
八坂神社(素盞嗚命)、春日神社(日本武尊)、
織田恵比須神社(事代主神)、金刀比羅神社(大物主神)、
國魂神社(國魂神)。

『明治神社誌料』では、
日本武神社、春日神社、天御孫命神社、金刀比羅神社、
丹生神社、八坂神社、事代主神社。

日本武神社と春日神社は合祀されたのだろうか。
また、國魂神社、天御孫命神社などが気になるが
手持ちの資料では、詳細は不明。


社頭

鳥居

参道

境内

拝殿(舞殿)

拝殿の後方に本殿

境内社

本殿

境内社

本殿

恵比須社

覆屋のある境内社

中に祠


【 織田神社 (美浜町佐田) 】

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