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式内社 若狭國三方郡 丹生神社 旧無格社 御祭神 別雷命 |
福井県美浜町にある。
27号線の佐田交差点から敦賀半島の西岸を北上し、
美浜原発への丹生大橋の横を、さらに北上。
丹生から白木へ続く道を、少し進んで、
道の左へ入る小道を南へ入った山の麓、林の中に鎮座。
道路周辺には鳥居などが無いので、注意しないと見落としてしまう道の奥。
林の中に入ると、左手に鳥居。
鳥居の奥の参道を進むと、右手に集会所があり、
集会所内には「賀茂大明神」の額が掛かっていた。
参道には、小さな石橋がかかっている。
階段の上に拝殿があり、後方に社殿。
拝殿の左右には、境内社がズラッと並んでいる。
創始年代や由緒等は不明。
昔は「賀茂大明神」と呼ばれており、
現在の祭神も、別雷命となっている。
丹生の郷にある当社が、式内・丹生神社であることは確かなようだが、
それが、いつ、なぜ賀茂となったかも不明。
丹生と賀茂との関係も、連想できなくはないが、
賀茂は、丹生とは無関係に各地に存在するので、
ようするに、不明。
本殿は、福井に多い蛸堂(覆屋)の中。
社殿には、桐紋が付いていたのだが、神紋かどうかは不明。
林の中の境内は、参道の両脇の木々がトンネル状に影を落として
雰囲気のある場所だった。
丹生大橋を渡ると美浜原発があり、白木へ進むと高速増殖炉もんじゅがある地域。
その林の中に、このような古社が存在する違和感も面白い。
丹生は、朱の原料であり、水銀であるといわれている。
水銀は、仙人になるための丹として信じられ、
古代の人々が、この毒である水銀により命を落としている。
当時としては、最新技術であった丹生は、
夢の技術であると同時に、人間にとっては毒であった。
僕の中の丹生のイメージが、この日から原発と重なった。