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日宮神社
ひのみやじんじゃ
富山県氷見市大浦1806  Zenrin Data Com Maps display !!


十六菊

式内社 越中國射水郡 久目神社 (参考)
旧村社

御祭神
天照大神
合祀 市杵嶋姫命 速玉男命 建御名方命

富山県氷見市にある。
氷見線・氷見駅の南西3Kmほどの大浦に鎮座。
415号線を1.5Kmほど南下し、361号線を西へ進み、
361号線の道なりに、さらに南へ下った場所に境内がある。

境内入口は西向き。
道路脇に「村社日宮神社」と刻まれた社号標が立っており
そこから少し奥へ入ると鳥居が立っている。
当社の社号は「日宮」だが、地図には「日ノ宮」「日の宮」とも記されている。

石鳥居をくぐり階段を上ると、ドームのように木々に囲まれた空間。
その中央にどっしりとした、寂れた褐色の社殿がある。
拝殿は瓦葺入母屋造。背後の本殿は覆屋の中で未確認。

参拝は10月秋の早朝。日の出の頃だがあいにくの曇天で、
境内は暗く、肉眼ではなんとか参拝に問題ない程度の明るさ。

境内の右手の斜面に、木製の鳥居が立っているが詳細は不明。
どこかの遥拝か、山の上に摂末社の祠でもあるのだろうか。
それほど高くない丘なので登ってみようかと思って
参道を探したが、暗くて見当たらず、
朝一番の参拝で、このあと予定があったので探索していない。

帰宅して地図で確認したが、地図記号の墓が記されていた。
地図が間違っている可能性もあるし、鳥居があるから何かあるのかもしれないが、
暗く道の無い丘を上って墓だったら悲しかったかもしれない。

社伝によると、天平年間の勧請という古社。
大伴家持下降のみぎり、御神鏡、幣帛を奉献し、
以下の御歌を詠んだと伝えられている。

「久目神爾君賀千年遠祈留良牟耳浦爾都久在明之月」

歌にあるように、古来、久目神社と称していたらしく、
式内社・久目神社の論社かもしれないと訪ねた神社。
ただし『式内社調査報告』には当社の記載はないので
論社では無いのかもしれないが。

明治までは日宮社と称していたが、
明治四十三年四月、日宮神社と改称した。
また、明治四十三年熊野社、昭和六年市姫、諏訪社を合祀した。

富山、特に西部には日宮と称する神社が幾つかある。
その理由はわからないが、氷見(日見)と関係あるのかもしれない。
また、石動山の伊須流岐比古神社(五社大権現)の火宮との関連か。

ちなみに氷見の語源には幾つかの説があり、
1.蝦夷防備ののろしを監視する火見だったが火災が多いので氷見とした説。
2.立山連峰から昇る朝日を越中で最初に見る日見。
3.立山連峰の万年雪が見えるので氷見。
4.富山湾の漁火が見えるので火見。
5.海が干上がって陸地になったことから干海。

拝殿の扉や屋根瓦に菊紋が付けられていたが、
当社の神紋かどうかは未確認。


社頭

社号標

鳥居

参道

境内

境内社殿

拝殿扁額と扉

本殿覆屋

境内右手の斜面に鳥居


【 日宮神社 (氷見市大浦) 】

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