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白山比咩神社
しらやまひめじんじゃ
石川県白山市三宮町2−105−1  Zenrin Data Com Maps display !!


三子持
亀甲瓜花

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式内社 加賀國石川郡 白山比咩神社
加賀國一宮
旧國幣中社

御祭神
白山比咩大神(菊理媛神) 伊弉諾尊 伊弉冉尊

伊弉諾尊 「元享釈書」「諸神記」
伊弉冉尊 「大永神書」「神名帳考證」「神祇志料」
伊弉諾尊 伊弉冉尊 「神社霊応記」
伊弉冉尊 菊理媛神 「神社覈録」「諸國一ノ宮神名帳」「諸國一ノ宮記」

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金沢市内から北陸鉄道で、終点加賀一宮駅へ。
ただし、加賀一宮駅まで行く便数は少なく、
この日も、2つ手前の鶴来駅から約2Kmを歩く。
鳥居から雪の参道を緩やかに登り、神門をくぐると境内。
境内は雪に覆われ、隅の方は山になっているので、
注意しないと、雪に埋まってしまう。
参集殿横から、社殿裏手に回りこめるが、拝殿後方は侵入禁止。
社叢の奥、木々の間に本殿が見える。

全国約五千社の白山神社の本宮である当社は、
当初現鎮座地から北方1Kmの舟岡山山頂に鎮座。
その後、応神天皇二十八年(293)手取川畔に遷り、
さらに、元正天皇霊亀二年(716)、安久濤の森に遷座。

その後、文明十二年の大火で、末社三宮のあった当地へ遷座した。

安久濤の森は、加賀一宮駅の横にあり、
現在、古宮公園となっている。


古社地・安久濤の森、古宮公園(親水公園)

復元された、かわらけを捨てた穴

公園内に祀られている水戸明神

白山金剣岩本三宮中宮佐羅別宮
「加賀下七社」あるいは「白山七社」と呼び、
前四社を「本宮四社」、後三社を「中宮三社」と呼ぶ。
特に、当社は下白山(シモシラヤマ)と呼ばれており、
神社は、「シラヤマ」、山は「ハクサン」と呼んで区別しているらしい。

奥宮は、霊峯白山山頂御前峯にあり、
別山山頂に大山祇命、大汝山山頂に大汝命を祀る。



何度か参拝をしているので、
雪の日の参拝や初夏の参拝などで撮影した写真を混在して掲載。
四季それぞれに趣のある参道が印象的な神社だ。

養老元年(七一七)、奥宮開基といわれる僧泰澄は、
「まだ誰も登らぬ雪の峰白山には必ず霊神あらん、我登拝して顕応を乞わん」
と志した。

「いのちの親神」と崇敬される祭神白山比咩大神は、菊理媛神とされているが、
本来は、菊理媛神とは関係がなかったようだ。
富士山、立山と並ぶ霊峰に宿る神霊であるから、本来は名前の無い神であったろう。

中世吉田神道の付会であるとされる、菊理媛神は、
日本書紀の一書にわずかに登場する神だ。
イザナギ神とイザナミ神が黄泉平坂で言い争っている時に、
黄泉守道者と一緒に表れ、菊理媛神の一言で、
イザナギ神は口論を終え、穢れを祓うため現世に戻る。
この時、菊理媛神が発した一言は、どこにも記されていない。

菊理媛神の登場直前に、速玉之男事解之男が生れている。
一言主神の別名を言離神(ことさかのかみ)といい、
事解之男と同神とする考えもあるが、
一言で仲裁した菊理媛神もその系統に入るのだろう。

雪の参道は、杉などの古木に囲まれ、神域そのもの。
初夏の参拝では、参道の瑞々しい木々が美しい。

神門前には、荒御前神社がある。
神門をくぐって、右手に、奥宮遥拝所。
拝殿後方の本殿の屋根がかすかに見える。


鳥居

社号標

参道から鳥居

初夏の参道

参道鳥居と手水舎

神門前の鳥居

神門と荒御前社



神門

荒御前神社
荒御前大神・高日大神・
日吉大神・住吉大神


鳥居と大ケヤキ

社殿

拝殿

奥宮遥拝所

微かに見える本殿

拝殿額

本殿

境内右手に禊場

住吉社

白山比咩神社(白山さん)
石川郡鶴来町三の宮町二 石川線加賀一の宮駅三百米
祭神 白山比咩大神(菊理媛神)伊邪那岐神伊邪那美神
例祭 五月六日 神紋 三子持亀甲瓜花
建物 本殿流造七一坪(明和七年建)・幣殿二七坪・拝殿二七坪・斎館三二坪・社務所四六坪・白山講記念館七二坪・参集殿二〇七坪
境内 本宮一五、二一八坪・奥宮五、八二二、六二〇坪 末社 五社
社宝 剣(銘吉光・国宝)・太刀(銘長光)・狛犬一対・黒漆螺鈿鞍・沈金彫手筥・白山縁起・三宮古記・神皇正統記四冊・白山宮荘厳講中記録(以上全部重文)
氏子 二一〇戸 崇敬者 二〇万人
神事と芸能 五月六日の例祭の神饌として管公献供の梅枝糕(ばいしこう―口形餅・舌形餅等)を供す・例祭日に御贄祭執行
由緒 霊峰「白山」を神体山として白山姫の 大神を奉斎する。崇神天皇のときに白山の「ま つりのにわ」として創建されたと伝える。延 喜式内社で、古来「白山本宮」「加賀一の宮」 として尊崇され、北陸鎮護の名社である。養 老元年僧泰澄がはじめて白山登拝後は、修験 道場として隆盛をきわめた。白山山頂の奥宮 は、養老二年の創建と伝え、全国に三千有余 を数える白山神社の総根源社である。白山比咩大神の神体山として護持されてきた境内地 は、白山国立公園の中心をなしている。当社は、 大正三年三月国幣中社に列した。(神社 本庁別表神社)

−『全国神社名鑑』−



【 白山本宮 白山比め神社 白山比咩神社 】

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