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天神社
てんじんじゃ
広島県福山市蔵王町天神前3056

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式内社 備後國深津郡 須佐能袁能神社 |
広島県福山市にある。
JR東福山駅の北東3Kmほどの蔵王町に鎮座。
福山東I.C.のそば。
182号線と山陽自動車道が交叉する場所。
182号線天神原交差点から、農業研究センターへ向う道に
南向きに境内がある。
北東後方には天神山、南西には蔵王山があり、
ちょうど、両山の中間地点に位置する。
拝殿は、東屋のように柱と屋根。
拝殿内には「天神社」と書かれた扁額があり、
後方に、平成元年に再建された、流造の本殿。
創祀年代は不詳。
旧称は素盞嗚神社で、祭神は、素盞嗚尊だが、
『福山志料』には、少名彦名命と記されているらしい。
もとは大社であり、烏帽子石という場所に鎮座していたが、
元禄の頃、祭日に闘争があり、血に穢れたため、
社殿を建て替えるため、現社地に仮殿を建てたところ
社人と僧とが論争となり、そのままとなったという。
この神は、貧しい者をことのほか憐れみ、
鎮座地の山から薪を採っても祟ることはなかった。
社人や村役人が、それを制すれば
甚だ怒り給うともいわれている。
『福山志料』や『備後略記』『備後国名称巡覧大絵図』では
式内社・須佐能袁能神社の論社の一つとされている。
境内は垣などはなく、開放的。
参拝は、年末の休日。
境内は枯葉に覆われ、歩くたびにザクザクと音がする。
境内 ![]() | 境内 ![]() |
拝殿 ![]() | 社殿 ![]() |
境内 |
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蔵王山 |
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【 天神社 (福山市蔵王町) 】
