[HOME] > [神社記憶] > [中国地方] > |
|
布自奈大穴持神社
ふじなおおあなもちじんじゃ
島根県松江市玉湯町布志名字宮山151
|
||
式内社 出雲國意宇郡 布自奈大穴持神社 |
島根県、松江と玉湯の間、布志名の山中にある。
早朝、日の出前のため、暗かった。
創祀年代は不詳。
鷹大明神とも高大明神とも称された神社。
出雲国風土記に、「布自奈社、同布自奈社」とあり、
一般には、前者を当社・布自奈大穴持神社、後者を境内にある布自府神社。
しかし、異説もあり、前者後者が逆転しているものもある。
式内社・布自奈大穴持神社に比定されている古社。
境内社の布自府神社は、式内社・布自奈神社に比定されている。
『平成祭データ』では、境内社の名は布自奈神社だが、
社殿の扁額には「布自府神社」と書かれていた。
延喜式の写本によって「奈」「布」などと違いがあるらしい。
本殿は修築中で足場が組んであった。境内には工事道具が。
参拝していると、おじいさんが境内に入ってきた。
下から車でも、かなりあるはずなのに、どこから来たんだろう。
夜明けの参道と境内 |
拝殿 | 布自府神社 |
左後方に稲荷社 | 本殿 | 摂社布自府神社 事代主命 |
石祠 | 石祠 |
出雲國
風土記意宇郡「布自奈社、同布自奈社」の前社に当たる。慶
長十九年(一六一四)九月、寛文五年(一六六五)九月の棟
札に「鷹大明神」、貞享二年(一六八五)九月の棟札に「高
大神」とある社である。『出雲神社巡拝記』に「布志名
村高大明神、記云布自奈社、式云布自奈大穴持神社、祭神おほな
もちの命」と祭神も挙げてゐる。 記の「布自奈社」(祭神須佐之男命)と「同布自奈社」 (祭神大穴持命)とは同鎮座地にあつて、主位・客位の関係にあつたが、 主位の社が摂社となつた。 −『式内社調査報告』− |
【 布自奈大穴持神社 】