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長田神社
ながたじんじゃ
岡山県真庭市蒜山下長田1097
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岡山県真庭市蒜山(旧真庭郡八束村)にある。
岡山県の最北部で、当社から3Km北上すると島根県。
国道313号線から東に鳥居が見え、その先に社域の森がある。
参道を進み、階段を登ると、そこだけ気温が2℃ほど下がる、
木々の茂った、そんな境内だった。
神門と拝殿を往復しながら、近所のおばあさんがお祈りしていたが、
僕が現われてすぐに、帰られた。
邪魔をしてしまったようで、心苦しかった。
当社は、式内・長田神社の後身との伝承がある。
通説では、長田神社は現在、湯原町(今は真庭市)の二宮神社へ遷座。
牛頭天王とも称したようだが、氏子が牛に扮する神事があるらしい。
鳥居の左横に、御旅所があり、石碑が立っている。
社叢の背後から朝日が昇り、ややまぶしいが、
靄のようなものも、少し残って、神々しい。
境内左手には、真名井神社・姫宮神社・若宮神社と並んでおり、
本殿後方には、意味ありげに御崎神社が祀られていた。
鳥居と社域 |
境内 | 神門 |
社殿 |
本殿 | 本殿 |
真名井神社・姫宮神社・若宮神社 | 御崎神社 |
長田神社 神社本庁 真庭郡八束村下長田一〇九七 姫新線中国勝山駅北四〇粁 祭神 事代主命・素盞嗚尊・他一四柱 例祭 六月十五日 神紋 もっこう 建物 本殿 流造一〇坪 境内 七二八坪 末社 四社 氏子 三〇〇戸 神事と芸能 御田植祭(菖蒲祭・五月五日) 由緒 延喜式内の古社で、貞観六年従五位上 に昇叙した。美作国九宮、布施郷一の宮とし て古来土民の崇敬が篤く、天文年間尼子式部 少輔晴久は社殿を建立寄進した。もと牛頭天 王と称した。大正一一年郷社に列せられた。 −『全国神社名鑑』− 長田神社のお田植祭 蒜山教育事務組合指定 無形民族文化財 当社には五月五日に行われる「お田植祭」 があります。 拝殿で百姓頭、田人、また、牛の角に見た てた菖蒲の葉を額につけ、牛にふんする氏子 奉仕者が、祭具の犂、馬鍬、鍬、大足(田下駄)など を使って、苗代から田植えまでの所作を演じ、 同時にお産の神事もあり、五穀豊穣と子孫繁 栄を祈願する。 創始のころははっきりしないが、祭りに使う 農具には安政四歳丁巳(一八五七)の墨書がある。 −境内案内− |
【 長田神社 (真庭市蒜山) 】