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伊蘇乃佐只神社
いそのさきじんじゃ
鳥取県八頭郡八頭町安井宿字宮ノ後297
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鳥取県八頭町(旧八東町)にある。
安部駅の東、八東川を越えて1Kmほどの安井宿に鎮座。
畑の中に、小さな森があり、それが当社の境内。
農道になっている参道には、農作業の軽トラックが止まっていた。
参道の鳥居をくぐり、参道を歩くと、境内入口には粗末な神門。
境内に入ると正面に社殿があり、
境内左右には灯篭や石碑が並んでいる。
拝殿の後方に本殿があるが、拝殿も本殿もコンクリート造。
味気ないといえば、それまでだが、それはそれ。
創祀年代は不詳。
浅崎大明神とも呼ばれた神社。
「浅崎」とは、当社祭神が、浅崎の瀬というところに出現した神だから。
社名の「伊蘇乃佐只」は、磯の崎で、浅崎と基本的には同じこと。
文徳実録にも記載されている古社で、
式内社・伊蘇乃佐只神社二座に比定されている。
配祀の保食神は、明治元年に合祀された稲荷神社の神。
御神体は、以前は直径約3寸の円形の石だったが、
文化13年に3尺の木像へ変更したという。
明治元年字稲荷屋敷鎮座の稲荷大明神を合祀。
明治五年郷社に列した。
拝殿の屋根に、菊水の紋が付けられていたが、由来は不明。
当社祭神が、当地を開墾した際に笹で目を傷めたため、
鎮座地である安井宿では、
端午の節句のおりに、笹餅を作らないという。
社域 |
参道鳥居 | 神門 |
社殿 | 社殿屋根に神紋 |
社殿 |
社号標と灯篭 | 境内に並ぶ灯篭 |
本殿 |
【 伊蘇乃佐只神社 (八頭町) 】