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神神社
みわじんじゃ
岡山県総社市八代宮山918
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式内社 備中國下道郡 神神社 |
岡山県総社市にある。
総社駅の西4Kmほどの八代に鎮座。
八代の地名は、当社の社(やしろ)があるためだろう。
高梁川を越えて、しばらく進み、南下して八代大池へ向う。
池のそばに、ゴルフの練習場があり、
黄色い建物に沿って、当社の参道がある。
参道を歩くと、池の西側に、東向きの境内がある。
ちなみに、ゴルフ練習場は池に向って球を打つようだ。
鳥居をくぐり階段を登ると境内。
境内の背後には、木村山(201m)がある。
社殿の後方に、流造の本殿。
創祀年代は不詳。
通称は、三輪山明神。主祭神は大物主命。
奈良の大神(おおみわ)神社と関連があるのかもしれない。
『備中誌』によると、古代、高梁川の左岸・三輪の地に鎮座していたが、
後、右岸の八代(現在地)に遷座したという。
資料によると、背後の木村山に磐座があるらしいが、
参拝時に気づかず、登っていない。
遷座が事実なら、当社の創祀とは関係なく、
古代から祭祀が行われていた場所ということになるが。
社殿には、五七の桐紋が付いていたが、当社の神紋かどうかは不明。
岡山には、桐の紋を付けた社殿が多い。
境内には幾つかの境内社がある。
詳細はわからないが、『平成祭データ』には、
荒神社(火之迦具土神)、若宮神社(大田田根子命)、
八王寺宮(五男三女神)、きらく天王(祭神不詳)、牛頭天王(須佐之男命)
などの社名が記されている。
参道入口の鳥居、ゴルフ場の脇 | 境内入口 |
境内 |
社殿 | 本殿 |
境内から池 |
神神社の創建は古代中期と伝えられ、大和国(奈良県桜井市)大神神社に由来しており、また出雲大社系にもそのことが判明している。 発祥の由来については大神神社の御神体である三輪山(禁足地である)に有り、神神社の御鎮座地である通称お宮山も大へんに秀麗な山容であるところから分祀なされた。 その四季折々の風趣は人々の心を和め、小学唱歌「ふるさと」の歌詞そのもののイメージである。古代は山上の磐座で祭祀が行なわれており、現在でもその当時のようすをよく窺い知ることができる。そして古代当地域の開拓と開墾には御祭神の御神徳と御神威の御守護によって成されたことが確証されており申し伝えられている。 御祭神は大物主命。天照大御神。素盞鳴命。大山昨命。応神天皇。仲哀天皇。神功皇后。春日神(四座)であり、文徳天皇嘉祥四年正月に正六位上。清和天皇貞観元年正月には従五位下に称せられている旧社である。その後平安朝醍醐天皇の延喜年間には延喜式が勅撰せられ、神祇官所管に関する規定式第十巻の神明帳には当神神社は式内社として登載せられている。後、明治43年7月一村一社の制により、八幡神社。伊與部神社を合祀した。 −『平成祭データ』− |
【 神神社 (総社市) 】