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山辺神宮
やまべじんぐう
島根県江津市江津町郷田113
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式内社 石見國那賀郡 山邊神社 |
島根県江津市にある。
江津駅の南東500mの江津町に鎮座。
江の川河口部の近く、9号線から少し南に入った場所に
南東向きに境内がある。
江津市老人福祉センターの横に境内入口。
鳥居をくぐり、参道を歩くと神門。
右手に、立派な山辺会館が建っている。
さらに参道を進み、階段を上ると
コンクリートの拝殿。
拝殿の後方、高い場所に本殿がある。
本殿は木造のようだ。
街中にあるためか、境内は広大というわけではなく、
山の斜面に、狭い境内があり、ちょっと窮屈な印象だが、
社殿等は、かなり立派。
当社の正式名は、山邊神社のようだが、
参道などには「山辺神宮」と染められた幟が立っていた。
白雉三年(652)第三十六代孝徳天皇の御代
大和国山辺郡石上より
都々御魂神(布都御魂神)を勧請。
よって、当社通称を御魂さんという。
また、貞観十一年(869)播州広之峰より
素盞嗚男尊・稲田姫之命・三女神五男神を合祀。
ゆえに、江津祇園宮とも称する古社。
郷田開拓の祖神として信仰を集め、
神仏習合により、牛頭天王祭が執行された神社。
式内社・山邊神社の論社の一つ。
境内に、「災害保存太鼓」という破れた太鼓がある。
昭和47年7月11日夕方山陰大豪雨災害の際、
拝殿倒潰により梁が落下した痕跡だそうで、
社殿がコンクリートなのは、そのせいかもしれない。
拝殿の左手には、境内社の四柱神社。
その奥に、白龍が霊石に姿を変えたという
「ねがい石」があり、一願成就するという。
社殿の屋根には三巴紋が多く付けられていたが、
拝殿の扉には、木瓜紋。
祇園宮と呼ばれており、京都祇園の八坂と同紋なのだろう。
参道入口 | 参道と神門 | 境内 |
社殿 | 拝殿 |
社殿 |
本殿 |
災害保存太鼓 | 四柱社 |
ねがい石 |
当神社は白雉3年第36代孝徳天皇の御代大和國山辺郡石上より都々御魂神を勧請し
貞観11年播州広之峰より素盞嗚男尊 稲田姫之命 三女神五男神を遷合祀した。
古来厄難退除災除開運の守護神として広い信仰を集め昭和49年第60回伊勢神宮
式年遷宮には神宮より内宮殿御用材60石が下賜せられ現在の社殿が建立された。
昭和50年には別表神社(神社本庁)特別神社(県神社庁)に指定され社運の隆盛を加えた。
境内には四柱神社・白竜の霊石がある。
−『平成祭データ』− |