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玉若酢命神社
たまわかすのみことじんじゃ
島根県隠岐郡隠岐の島町下西宮前701

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式内社 隠岐國周吉郡 玉若酢命神社 |
隠岐島後、西郷にある。通常、「惣社さん」。
神門の横に、天然記念物の「八百杉」があり、
周囲には古墳郡もある。
残念ながら、本殿は修築中で、見えず。
虫の駆除のため完全に覆いをし、ガスを注入していて、全く見えない。
拝殿内に、仮殿が設けられていた。
拝殿横には、説明書きと写真がならんでいたので、これで我慢。
創祀年代は不詳。
社伝では応神天皇の御宇の勧請という。
また、天武天皇の勅命によって鎮祭されたという説もある。
式内社・玉若酢命神社に比定されている古社。
貞観十三年に従五位下を授けられている神社。
境内の八百杉は、不老長寿で有名な八百比丘尼が植えたもの。
もとは、近辺に三本あったらしい。
古来、隠岐国総社として崇敬されており
明治五年県社に列せられた。
工事中だったので、他にもあるかもしれないが、
境内で確認した境内社は二社。
社殿左の池の中に小祠。その他に神明造の境内社が一つ。
『神国島根』には、境内社として、池宮と若宮の名が載っているので
神明造の社は若宮だと思う。
もと本社の東南100mほどの位置にあったもので
億岐氏の租神・十挨彦命を祀る神社。
明治十三年、境内に遷された。
境外社として、日乃賣神社と荒雄神社があるようだ。
社頭 |
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鳥居 ![]() | 神門 ![]() |
八百杉、境内から |
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境内 ![]() | 拝殿 ![]() |
社殿左の池に祠 ![]() | 本殿は青い覆いの中 ![]() |
拝殿内の仮殿 ![]() | 本殿の写真 ![]() |
八百杉 ![]() | 拝殿扁額 ![]() | 境内社、若宮か? ![]() |
玉若酢命神社旧県社 周吉郡西郷町下西 祭神 玉若酢命 例祭 六月五日 本殿 隠岐造 七坪 境内 一六九八坪 末社 四社 氏子 千五百戸 崇敬者 一万人 由緒沿革 古くは若酢大明神或は総社明神と 云い、貞観一三年従五位下に叙せされた。寛 文以後は周吉、穏地の両郡より造営し、修繕 費は周吉郡の内二五ヶ村にて負担したと云う。 明治五年県社に列す。 −『神社名鑑』− 『神社取調帳』に「尊號 玉若酢命、神體秘箱。相殿ニ大己貴命ヲ鎭祭ス。神體一尺 三寸位ノ坐像、古作也。又左ニ八寸位ノ男神一坐、女神一 坐、是ヲ須佐之男命・稻田比賣命也ト申傳フ。又右ニ九寸 位ノ男神一坐、女神一坐、是ヲ須世理毘賣命・事代主命也 ト申傳フ」と見えてゐる。−『式内社調査報告』− |
【 玉若酢命神社 】
