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田土浦坐神社
たつちのうらにましますじんじゃ
岡山県倉敷市下津井田之浦1−15−30

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式内社 備前國兒嶋郡 田土浦坐神社 |
岡山県倉敷市にある。
瀬戸内海にかかる瀬戸大橋の北の付け根、
田之浦港を見下ろす丘の上に鎮座。
近くには鷲羽山ハイランドがあるが、
昔、大阪にいた頃に、一度遊びに来たことがある。
その時は、ほとんど客が居なくて、貸切状態だったが。
境内は南西向き。
港の町の中の狭い路地に参道入口の鳥居が立ち、
階段を登ると境内。
丘の上にある境内の横まで車で来ることができる。
元日は神社参拝客が多いので、
いつもは元日は家でゆっくり過ごすのだが、今年は特別。
倉敷のホテルから、日の出前に瀬戸大橋を渡り香川を散策。
日が昇った頃に、瀬戸大橋を戻って来て、当社に到着。
元日の朝、元旦の参拝なのだ。
通称は、田の浦の明神様(たのうらのみょうじんさま)。
創祀年代は不詳。
式内社・田土浦坐神社に比定されている古社である。
鎮座地の田之浦と田土浦の近似が根拠で、
どちらかがどちらかの訛と考えられている。
現在の祭神は、大綿津見神。
異説として、水門神、速秋津日命、葛木襲津彦命など。
瀬戸大橋がかけられているように、
当地は瀬戸内海交通の要衝にあたる地であるから、
海の神、水の神、港の神が祀られたのだろう。
近世には、新庄八幡宮の摂社となり、
祭神も伊弉諾尊、伊弉冉尊とされていた時期もあるらしい。
当社祭神は、「火の嫌いな神」だそうで、
伊弉冉尊というのも頷ける話。
本殿の屋根には、菊紋が付いていたが、
拝殿瓦には、丸に田の文字が付いていた。
個人的には、丸に田の文字が神紋ではないかと思うが、
結局、不明。
参道入口 ![]() | 階段上の境内 ![]() |
境内から見下ろす町。中央に参道鳥居 |
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社殿 ![]() | 本殿 ![]() |
境内から見た元日の朝日と瀬戸大橋 |
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【 田土浦坐神社 (倉敷市) 】
