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許曾志神社
こそしじんじゃ
島根県松江市古曽志町字松尾466

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松江市古曽町にある。松江市街地から西へ向い、
古江あたりで北上。宍道湖広域農道沿いに鳥居がある。
南面する鳥居前の道を真っ直ぐ南下すると田圃の中に燈籠がある。
燈籠には三猿の彫刻があり日吉系の神社だとわかる。
その燈籠で、左手に曲がってしばらく歩くと、
農道の交差する場所に「古社地跡」の石碑がある。
境内左手がやや広くなっているが、
注連縄で結界され、何らかの祭祀が行われているようだ。
縄で編んだ龍なども木に絡み付いている。
夜は、ちょっと怖い境内かもしれない。
創祀年代は不詳。
式内社・許曾志神社に比定される古社で、
出雲国風土記にも記載された神社。
貞享以前は、現社地の南「元宮」に鎮座していたが、
貞享元年、松尾山の麓に遷座。
明治五年村社に列し、大正十一年県社に昇格した。
拝殿の額には「白鬚神社」とある。
祭神・猿田彦命は、一名白鬚明神と呼ばれることがある。
また、猿田彦命は道祖神であり、庚申とされる場合がある。
庚申は天台系の信仰で、日吉との関連が強く、
庚申塚には、三猿や長鳴鳥の彫刻が多く見られるが、
当社参道にも、狛猿や狛鶏が配置されている。
社域は松尾山の麓。なかなか雰囲気のある境内だった。
神紋は「円に白」。白鬚明神によるものだろう。
庚申色の強い神社で、不思議な雰囲気ではある。
参道の蹲踞した猿像を見ていると、動き出しそうだった。
古社地の記念碑の周りの道路を補修していた。
多くの方が作業していたが、
「ちょっといいですか」
と言いながらその中に入って行き、撮影。
最初、記念碑の周りにスコップなどが置かれていたが、
カメラを向けていると、「これは邪魔やね」と言いながら除けてくれた。
![]() | 社前の燈籠 ![]() | ![]() |
古社地跡の碑 |
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古社地から見た社域の松尾山 |
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境内入口 ![]() | 参道と神門 ![]() |
狛鶏、狛猿 ![]() | 狛鶏、狛猿 ![]() |
狛猿 ![]() | 狛猿 ![]() |
社殿 |
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拝殿 ![]() | 楽額 ![]() |
本殿 ![]() | 本殿 ![]() |
熊野神社 ![]() | 火除神社 ![]() | 飯生神社 ![]() |
境内左 |
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由緒記
−境内案内− |
【 許曾志神社 】
