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杜屋神社
もりやじんじゃ
山口県下関市豊浦町黒井杜屋町1541

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下関から響灘を左手に見ながら191号線をひたすら北上。
豊浦町に入って2Kmほど、黒井村駅手前あたりで、
191号線と平行して走る山陰本線の線路の向うに、
鳥居と社号標が見える森に鎮座。
神社へは、少し先の踏み切りで東へ渡り、300m南下して到着。
参道を歩き、厚母川にかかる「ごじんはし」を渡ると
神門があり、境内へつづく。
祭神・三穂津姫神は、高皇産霊尊の娘。
『日本書紀』には、高皇産霊尊が大物主神に対し、
国津神を娶れば、疏ぶ心があるのだろうと思う、
だから、娘(三穂津姫神)を娶って八十万の神々を統率し
皇孫を護り祀れといった。
日本武尊が海路穴門国でシケにあった時、三穂津姫神が
亀に乗って現われ、毛呂の浜まで導いたという伝説もある。
仲哀天皇が九州征討のため、豊浦宮へ行幸された時、
毛呂の里に、霊光が終夜輝いた。天皇はこの霊光を祀った。
この神が、三穂津姫神であるともいう。
当社の特殊神事に、お忌祭がある。
神職は社務所に籠もり、氏子も家庭で物忌に服す。
歌舞音曲・入浴・洗濯・牛馬の使用も禁止。
境内には句碑が多く、本殿も神明造で美しい。
本殿後方には、磐座らしきものがある。
社殿全体は北西に向いているが、半島方向だろうか。
参道入口 |
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ごじんはし ![]() | 神門 ![]() |
拝殿 ![]() | 境内社 ![]() |
社殿 |
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本殿 ![]() | 本殿 ![]() | 本殿 ![]() |
本殿後方の磐座 |
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千古の名社 長門国三の宮(延喜式内社) 杜屋神社由来 鎮座 山口県豊浦豊浦町大字黒井一五四一番地 主神 三穂津姫神 配祀 厚母八幡宮、萩尾八幡宮、両社を合祀 一、主神三穂津姫神については「日本書紀」神代下に次の ように記載されています。
「時に高皇産霊尊、大物主神に勅したまはく、
汝若し国神を以て妻とせば、吾猶ほ
汝を疏き心有りと謂はむ。故れ今吾が女三穂津
姫を以て汝に配せて妻と為む。宜しく八十萬神
を領ゐて、永き皇孫の為に護り奉れと。乃ち
還り降らしむ。」
一、延喜式(醍醐天皇延長五年(九二七年)に撰進せられた法典)
に次の通り載録されています。
長門国 五座(大三座、小二座)
註 この「村屋神社」が当社であることは神祇史料等で明らかである。豊浦郡 五座(大三座、小二座) 住吉坐荒魂神社 三座(並名神大) 忌宮神社 村屋神社 一、御祭神及び神社に関する諸伝説を伝う。 一、宝物 大内義隆、毛利元就(豊浦町文化財指定)等の古文書 能面(神楽面、土俗面)十余点 棟札 多数 一、御祭礼 春祭 四月十四、十五日 例祭(秋祭) 十月十四、十五日 お忌祭 一月十八日夜〜二十五日朝 −境内案内− |
【 杜屋神社 】
