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布留多知神社
ふるたちじんじゃ
鳥取県八頭郡八頭町重枝230

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式内社 因幡國八上郡 布留多知神社 |
鳥取県八頭町(旧八東町)にある。
八東川に沿って、若桜鉄道と29号線、東西に走る場所。
町役場の西1Km近くの重枝に鎮座。
270号線から少し北へ入り、北へ少し登ると、
狭い山道の先に、祠が見える。
山道の参道を登ると、覆屋の中に本殿。
本殿には桐紋が付いていた。
創祀年代は不詳。
昔は、「太刀太刀大明神」(たちたち)と呼ばれていた神社。
上古、諸鹿村の山中・広富野に「不々岐」(ふふき)という鬼神がおり、
人々を苦しめていたが、当社祭神が、二振の太刀で退治した。
その二振の太刀を御神体として祀り、「太刀太刀」と呼ぶ。
その後、布留多知神社(古刀の当て字)と改称されたという。
150年前までは、現社地の南1Km付近に鎮座していたが、
氏子でない地元民が、社を荒らし、御神体を盗む事件があり、
現社地に遷座した。
で、今の御神体は、二振の太刀を納めていた箱らしい。
参道 ![]() | 本殿覆屋 ![]() | 本殿 ![]() |
境内から正面に山、遠見山か? |
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「布留多知神社」 ここ重枝むらには太刀太刀大明神をまつる「布留多知神社」があります。 この神社は九〇七年の「延喜式神名帳」にも著名神社として、 安井宿の伊蘇乃佐只神社と会わせて記載されています。 ここのまつってある太刀太刀大明神は、広留野の山中で人々をこまらせていた 鬼神「不々岐」を二本の太刀で退治し平和をよびもどしたと伝えられています。 ここ「布留多知神社」は、この二振の古刀を神体と したことから太刀太刀神社と呼ばれ、後に「布留多知神社」となったと 言われています。この太刀は、石をも切ったと伝えられ、石をも斬る 製鉄技術が古くからふでにこの地で発達していたことがうかがわれます。 −村内案内板より− |
【 布留多知神社 】
