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菅生神社
すごうじんじゃ
岡山県倉敷市祐安1993
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式内社 備中國窪屋郡 菅生神社 |
岡山県倉敷市にある。
倉敷駅の北2Kmほどの祐安に鎮座。
高梁川の東岸にあるのだが、当社までの道を言葉で説明するのは難しい。
高梁川の支流なのか、用水路なのか、良くわからないが、
その小川の側に、当社参道入口があり、
緩やかな坂道を登ると、意外に広い境内がある。
広い境内に、ぽつんと拝殿が立ち、その後方に本殿。
流造の本殿が、二棟連結された珍しい形式。
2つの社殿が長屋のように繋がっている本殿は見たことがあるが、
当社は、屋根だけが一つで、社殿自体は独立している。
左が当社本殿で、右は姫大神だそうだ。
参拝は、大晦日の早朝。
ちょっと寒い境内だが、参拝中に日が射してきて、
境内は、たちまちオレンジ色になった。
創祀年代は不詳。
式内社・菅生神社の論社の一つだが、
中古、その所在は不明となっていた。
宝暦四年(1754)、窪屋郡子位庄村祠官長山丹後によって、
復興の願いが出され、その後まもなく、
子位庄村の枝村である祐安の産土神・姫大神の相殿に復興された。
「祐安」の地は、元来、須計奈須の里といい、
「菅生」の菅(スゲ)生(ナス)の転訛したものという。
相殿の祭神は、天照大神とも姫大神とも云われ、
定かではない。
社殿には、三つ巴の紋が付けられていたが、
当社の神紋か、一般的な装飾かは判断できなかった。
境内の左、斜面の上に小さな境内社がある。
社名は木野山神社。祭神は大山祇命と書かれていた。
参道入口の鳥居 |
境内 | 境内社・木野山神社 |
境内 |
拝殿 | 左が菅生神社、右が姫大神 |
二棟連結された本殿 |
【 菅生神社 (倉敷市) 】