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尾針神社
おはりじんじゃ
岡山県岡山市北区京山2−2−2
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式内社 備前國御野郡 尾針神社 |
岡山県岡山市にある。
岡山駅の北西1.5Kmほどの京山に鎮座。
180号線から北上し。税務署あたりで西へ入る。
岡山スカイガーデンの南東麓にあり、
境内から山頂の観覧車などが見える場所。
境内入口は南側。
マンションの横に鳥居が立ち、参道を進むと神門。
階段を上がり、神門をくぐると境内。
正面に拝殿があり、後方、垣の中に三間社神明造の本殿がある。
本殿の後に境内社が南向きに並んでいるが、
その後方、奥に磐境の巨石が転がっている。
古代の祭祀遺跡と思われる巨石群。
人工的に切り取られたような岩が印象的。
倒れて割れたのかもしれないなぁ。
創祀年代については、良くわからなかった。
明治三年の『神社明細帳』では、
栗岡宮と称し、相殿に尾針神社を祀る。
後、尾針神社と改称。
式内社・尾針神社の論社の一つ。
尾張連(天火明命の子・天香久山命を祖とする)、
伊福部連(同祖)と関係する神社と考えられ、
境内は上伊福村に位置している。
よって、当地へ移住してきた伊福氏の氏神ではないかと思われる。
本殿背後の境内社の祠は五つ。
左から、稲荷神社(宇加之魂神)、若宮(天香久山命)、
木切宮(句々廼馳命)+荒神社(素盞嗚命)・注連宮(天鈿女命)、
天満宮(菅原道真公)、前御前宮(猿田毘古命)。
神紋は、境内の提灯には桐紋が描かれていたが、
『式内社調査報告』には「福の字の紋章」と書かれており、
社殿前の桶に「丸福」の紋があった。
伊福氏と関係あるのだろうか。
境内入口 | 神門 |
社殿 |
拝殿 | 本殿 |
本殿の後に境内社 | 境内から観覧車が見える |
史蹟 磐境の遺跡 |
磐境から本殿 |
【 尾針神社 (岡山市) 】