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佐志武神社
さしむじんじゃ
島根県出雲市湖陵町差海891
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島根県出雲市(旧湖陵町)差海にある。
神西湖の西、1kmほどの道路脇。
階段上に境内がある。
境内は割りと広いが、参拝時は木々がやや少ない状態で、
広場のような印象だった。
かなり大きな社殿は南西向き(あるいは西かも)。
境内社は二社(恵比須・荒)。
創祀年代は不詳。
式内社・佐志武神社に比定されている古社。
「差海」の地名由来となった神社で、
出雲国風土記に「佐志牟社」とある。
社伝によると、出雲国譲の際に、
両祭神(建御雷神・経津主神)が当地から進み(ススミ)出たという。
ススミ、ススム、サシムと変化したそうだ。
だとすると、両祭神は、国譲りの交渉のため
当地へ上陸(あるいは降臨)したことになるのか。
『神国島根』によると、上古は出雲大社の西の杵築浦から、
当社の南の田儀浦までを稲佐の浜と呼んだらしい。
神紋は、『式内社調査報告』では、二重亀甲に桐、
『神国島根』では、亀甲に擬宝珠とあったが、
社殿には、亀甲に桐が付いていた。
社頭 |
鳥居 | 拝殿 |
社殿 |
社殿 | 境内社二社 |
本殿 | 本殿 | 本殿 |
建御雷神と経津主神を祀る。創建・由緒
等詳細不明だが、社傳によると「上古、二神天神ノ命ヲ奉
シ國土禅譲ノ事ヲ大己貴命ニ問ハント須々美降リ玉ヒシ地
ナルヲ以テ須々牟トイフベキヲ、後世佐志牟ト云ヘルナリ」
とあり、一説にここより二神が杵築に向って進み出発した
ので「ススム」ともいふとあり、何れにしても二神に縁起
をもつ神社であるらしい。
−『式内社調査報告』− |
【 佐志武神社 】