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名和神社
なわじんじゃ
鳥取県西伯郡大山町
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旧別格官幣社
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鳥取県の大山町にある。
名和駅の南500mほどの街中。
周囲の道路は新しく、案内もあるので迷うことはない。
別格官幣社のたたずまいは、どこも独自のプライドを感じさせる。
神紋も、それぞれ個性的だ。『別格』だからかな。
帆懸船は名和氏の独占家紋らしい。
名和氏は当地出自。
祭神・長年公は、建武の中興の武将。
承応明暦の頃、名和村(中古坪田と称す)地内の
名和氏邸跡地に小祠を建てて、氏殿権現と称し鎮祭。
延宝五年十月、東方日吉坂に遷座。
(現在の摂社・氏殿神社)
明治になって、長者原と称する
名和氏の倉庫跡地に奉遷した。
境内は綺麗に清められていて、気持ちが良い。
拝殿の趣が、隠岐神社に似ている。
拝殿内には帆懸船のついた幕が。
本殿は、木々に遮られまともに撮影できなかったが、
瑞垣内に小さな祠があった。末社だろうか?
『鳥取縣神社誌』には、末社として臣神社の名が記され
長年公の従臣二百余名を祀るとある。
社頭 |
鳥居 | 参道 |
神門 | 神門から拝殿 |
拝殿 | 拝殿 |
社殿 |
瑞垣内の末社? | 本殿 | 拝殿から本殿 |
名和神社旧別格官幣社 西伯郡名和町名和 山陰本線 名和駅より〇.1粁 祭神 名和伯耆守源朝臣長年公 名和一族以下戦歿将士四二名 例祭 五月七日 神紋 帆懸船 本殿 流造 二坪 境内 三千坪 末社 二社 崇敬者 三千人 由緒沿革 本社は南朝の柱石、名和長年の遺 徳を慕って、承応明暦の頃名和村地内、名和氏 邸跡と称する所に地方の崇敬者が初めて一小 祠を建立したのに創まる。後延宝五年因伯両 国池田氏の治下となってより藩祖池田光仲之 を崇め、其の地より東方日吉坂に山王権現の あったのを新たに社殿を広張して之を併せ、 名和の長者なるを以て、氏殿権現と称した。 明治六年県社に、同一一年別格官幣社に列せ られた。之と同時に地方の崇敬者有志相謀り 北方の長者原と称する名和氏の倉庫の跡地に 奉遷した。(神社本庁別表神社) −『神社名鑑』− |
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