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眞氣命神社
まけのみことじんじゃ
島根県隠岐郡西ノ島町宇賀402
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式内社 隠岐國知夫郡 眞氣命神社 |
隠岐島前、西ノ島の西部、別府港から西へ2Kmほど。
道路脇に、真新しい鳥居がある。そこから山へ参道が続く。
参道から振り返ると、鳥居の前方には対岸の美しい山。
創祀年代は不詳。
式内社・眞氣命神社に比定されている古社。
物井の氏神として崇敬されている神社。
祭神「眞氣命」は、素盞鳴尊が変身した真鶴だという史料もある。
が、やはり地方神だろう。
通称は、鎮座地名の素氣雄から、素氣雄(スギオ)大明神。
眞氣が、眞氣雄、直氣雄、素氣雄と解釈され、杉尾(スギオ)と称するという説。
また、別に、当社を松尾社と記した記録もあり、謎が多い。
境内から見下ろすと、対岸の海士町(中ノ島)が見える。
拝殿の左右に、棚のような造りの門神が付属している。
海に面した鳥居 |
鳥居の前方に対岸の山 | 参道 |
境内鳥居 | 階段上の社殿 |
拝殿 | 境内社 |
本殿 | 境内から |
明治二年の『島前舊社取調帳』の知夫郡宇賀村
素氣雄大明神の條には「此社ハ式の眞氣命神社也。さるを國
内神名帳に是ニ當れる社なし。依て按スルニ知夫郡ニ直氣
明神と云ふ社ありてヂキと訓たり。こはもとスギと訓べき
を、俗意にて訓誤れるか。又式のままに眞氣なりしを眞の
字を寫し誤れるより訓たるか、直氣の二字ヂキと訓るハ、
いたく俗訓なり。かれ今直氣ノ明神を此社と考定めつ」と
見えてゐる。
−『式内社調査報告』− |
【 真気命神社 眞氣命神社 】