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御熊神社
みくまじんじゃ
鳥取県鳥取市御熊612

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鳥取市にある。
鳥取駅から西へ直線で10Km。
白兎海水浴場から南へ3Kmほどの御熊に鎮座。
道路から川を西へ渡り、右手に上っていく参道に鳥居。
さらに登ると、境内がある。
参道の正面には、玄武岩で築かれた急な石段。
その石段がかなり崩落しており、登るのは危険。
石段の横に、階段が新たに付けられているが、
苔や枯葉が滑りやすくなっており、これも、ちょっと危険。
用心しながら、登ると、上に社殿が一つ。
創祀年代は不詳。
通称は御熊神社だが、当社の正式名は、阿太賀都健御熊命神社。
「アタカツタケミクマノミコト」と読む。
祭神・御熊命は、天穂日命の子。
日本書紀によれば、葦原中国平定のため、派遣された天穂日命が、
三年経っても帰ってこないので、その子の
大背飯三熊大人(おおそびのみくまのうし)、別名・武三熊之大人を遣わしたが
これも、父神同様、帰って来なかったとある。
その大背飯三熊大人が、当社祭神である御熊命。
当社周辺には、玄武岩の柱状節理が多く産出しており、
祭神は、隠岐へ渡ろうと、一夜で石橋を築いたという伝説が残り、
当社は、その石が捨て置かれたところという。
柱状節理が産するため、当社は柱大明神とも呼ばれていた。
玄武岩の石段 ![]() | 上に社殿 ![]() |
参道鳥居 ![]() | 社殿 ![]() |
鳥取市指定文化財
御熊神社 玄武岩柱状節理
昭和四十九年四月四月指定
御熊神社社殿一帯にみられる玄武岩は、
径約五十センチ、長さ百五十〜二百セン
チの六角状の玄武岩で形成されており、
その数量及び範囲については確かなとこ
ろ不明である。社殿への参道階段や民家
の石垣などにはこれたの玄武岩が多く利
用されている。玄武岩の産地は市内にもみられるが、 そのほとんどが縦型柱状節理のものであ って、当御熊神社にみられる横型柱状の ものは珍しいものである。 −道路脇案内板− |
【 御熊神社 阿太賀都健御熊命神社 】
