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大飯彦命神社
おおいひこのみことじんじゃ
島根県江津市松川町太田199
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式内社 石見國那賀郡 大飯彦命神社 |
島根県江津市にある。
JR江津駅から東へ、江の川を越え、
江の川に沿って走る261号線を南下し、
川の湾曲に沿って3Kmほど進んだ松川太田に鎮座。
松川太田で、261号線から、北へ入り、300mほどで境内。
車でも境内に行くことができるが、
僕は狭い道の行く末が不安だったので、
適当な場所に車を停めて、歩いて参拝。
民家が途切れた、林の奥に参道が続き、鳥居の奥に暗い境内。
境内奥に、社殿があり、後方に本殿が立つ。
天気の良い休日の午後だが、境内は暗く、
少し湿気が多い印象。前日の雨の名残だろうか。
社伝によると、
仁和二年(886)、当地の岡田源重好徳の祖先が、
出雲国三熊山から飯ノ山へ勧請したもの。
二百年後、宮ノ鼻山尾崎へ遷し、
七百年後の明和六年(1769)、現在地に遷座したという。
ただし、三代実録には、貞観十一年(869)十二月一日に
従五位上の神階を授けられたという記事が見え、
創祀年代は定かではない。
式内社・大飯彦命神社に比定されている神社。
祭神は、大背飯三熊大人で、
この神名は、天穂日命の御子神・天夷鳥命の別名とされている。
本殿の右手に、境内社が二つ。左手に石祠が一つ。
どれがどれか分からないが、『平成祭データ』には、
以下の3社が記されている。
大歳神社(大歳神)、金屋子神社(金山彦命 金山姫命)、大元神社(豊受姫命)。
残念ながら、神紋は確認できなかったが、
『式内社調査報告』には「柏」、『神国島根』には「蔦」とあった。
どちらかが間違いか、どちらも正しいのか、どちらも間違いか。
とにかく、未確認だ。残念。
鳥居 | 社殿 |
境内 |
社殿左の境内社 | 本殿 | 右手の境内社 |
【 大飯彦命神社 (江津市) 】