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吉備津神社
きびつじんじゃ
岡山県岡山市北区吉備津931
南隨神門は廻廊の始まりにある。境内には、境内社が幾つかある。
本殿と南隨神門 |
南隨神門から回廊 | 廻廊 |
本殿裏には、一童社(菅原道真・天鈿女)。
本殿裏のアジサイ園の上に岩山社。
祭神は、吉備国魂の建日方別神。
古事記に、イザナギ・イザナミの国生みの時に生まれた吉備の児島の別名とある。
回廊を進むと、えびす宮、三社社(春日宮・大神宮・八幡宮)。
神池には、宇賀神社(稲荷)がある。
この他に、祖霊社、稚児社などの境内社がある。
一童社 | 岩山宮 | 妙法経塔 |
吉備津えびす宮 | 三社社 |
えびす宮本殿 | 宇賀神社 | 滝宮 |
廻廊の南端に本宮があり、現在は内宮・新宮・御崎宮が合祀されている。
各祭神は案内板にあり、一部読めないが、敢えて書くと、以下の通り。
本宮祭神は、大倭根子彦賦斗邇命(孝霊天皇)・大倭玖邇阿禮比賣命(母神)・細比賣神(皇后)。
内宮祭神は、百田弓矢比賣神(妃神)・百田大足神。
新宮祭神は、吉備武彦神。
御崎宮祭神は、犬養健神・温羅神・真布留神・宇藥香比古神。
資料では、大倭根子日子賦斗邇命・百田弓矢比賣命・吉備武彦命
犬養健命・留霊臣命・樂々森彦命 他六柱。
本宮 |
廻廊の西に、竃殿がある。鳴釜神事で有名だ。
「雨月物語」の「吉備津の釜」は、この鳴釜神事を題材とした怪談話。
吉備の井沢庄太夫という武士は、放蕩な日々を送っていた。 両親は心配し、「良家の娘」を娶らせる事にし、 吉備津宮神主香央家の娘・磯良と結納を交わす。 婚礼の前に、釜祓によって吉凶を占ったが御釜は鳴らず、 これは、凶兆であるのだが、すでに用意の整った後なので、 そのまま、婚礼を執り行った。 ところがその後、礒良を騙して金を得、庄太夫は遊女の袖と駆け落ち。 恨みに思った礒良の生霊は、袖を呪い殺し、 鬼女となって、庄太夫の前に現れ、隠れていた庄太夫を連れ去った。 |
竃殿 | 竃殿 |
【 吉備津神社 (備中) その2 】