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八幡宮
はちまんぐう
富山県氷見市一刎2619
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富山県氷見市にある。
氷見駅の北西12Kmほどの一刎(ひとはね)に鎮座。
70号線から少し西へ入った場所に南向きの鳥居が立っている。
鳥居の脇に「八幡宮」と刻まれた社号標。
鳥居をくぐり、なだらかな参道を上って行くと空き地のような境内。
境内の中央に瓦葺のどっしりとした拝殿があり、
拝殿の後方、斜面の上に本殿を納めた覆屋がある。
参拝は晩秋の晴天の日。
山深い山村の神社だけれど、綺麗に刈り取られた境内の草の緑と青い空が
晴れ晴れとした雰囲気で気持ちの良い神社。
ただ、『富山県神社誌』に載っている写真では、
社殿の周りに木々が茂っているので、整備された結果なのかもしれない。
創建年代は不詳。
『式内社調査報告』には当社の記載は無いが、
『富山県神社誌』によると、当社は式内社・草岡神社であるという。
社伝によると、延喜式内草岡神社であったが、
木曽義仲が当社を参拝後、草岡神社正八幡宮と称するようになり、
式内社であることが忘れ去られたという。
終戦の年、「村が無くなるとも氏神遺せ」と、
九十余戸の山村だけれど、壮大な総檜造千鳥破風の現社殿を造営したという。
拝殿の扉や賽銭箱、社殿の屋根に梅鉢紋が付けられていた。
当社も前田氏の勢力下だったということだろうか。
社頭 | 鳥居と社号標 |
境内社殿 |
拝殿 | 本殿覆屋 |
境内 |
拝殿の扉に梅鉢紋 | 本殿覆屋 |
【 八幡宮 (氷見市一刎) 】