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白城神社
しらきじんじゃ
福井県敦賀市白木字上取10−4

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式内社 越前國敦賀郡 白城神社 |
福井県敦賀市にある。
敦賀半島の先端部、若狭湾に臨む白木の集落奥に鎮座。
昔は、福井県内でも陸の孤島として、交通の不便な場所だったが、
敦賀原発、美浜原発が周囲にでき、道路も整備され、快適なドライブで到着。
敦賀市街地から、27号線で西へ進み、佐田から、若狭湾岸の道路を北上。
美浜原発のある丹生から、さらに北上し、高速増殖炉「もんじゅ」の手前で白木。
民宿の多い集落の奥、赤い小橋を渡ると境内。
境内は予想外に広く、綺麗に維持されて、明るい雰囲気。
境内右手に鳥居があり、階段上に神門。
垣の中に神明造の本殿が南向きに鎮座。
創立年代は不詳だが、鵜羽明神とも呼ばれた神社。
周囲には縄文土器なども出土しており、古くから存在していたと考えられている。
敦賀半島の先端部にあり、日本海に突き出した場所。
半島からの渡来人の子孫によって営まれた集落と考えられ、
「白城」は「新羅」のこと。
新羅人が、彼らの祖神を祀った神社で、
彦波瀲武鵜草葺不合尊が、その祖神とされている。
あるいは、彦波瀲武鵜草葺不合尊の御子・稲飯命と考えられ、
稲飯命は、新良貴氏の祖。
いずれにしろ、祀られているのは新羅の神なのだろう。
賽銭箱に三つ巴紋が刻まれていたが、
『福井県神社誌』には、神紋は菊紋だと記されている。
境内には、小祠の境内社が多く、
垣外に4社、垣内にも4社あるが、どれがなにやら不明。
『式内社調査報告』によれば、岩清水・春日・稲荷・蛭子・龍・伏見・日吉。
鳥居 ![]() | 拝殿 ![]() |
境内 |
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社前の鳥居 ![]() | 中門 ![]() |
本殿 |
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本殿左手の境内社 ![]() | 本殿右手の境内社 ![]() |
境内左手の境内社 |
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【 白城神社 】
