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櫟原神社
いちはらじんじゃ
富山県滑川市柳原1706
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富山県滑川市にある。
滑川駅の東700mほどの柳原に鎮座。
道路に面して鳥居が立ち、
木々に囲まれた境内中央に社殿。
拝殿の後方に、一段高く本殿があるが、
三方を板で覆われ、前面から、流造の社殿を見ることができる。
式内・櫟原神社の論社。
鹿熊城主椎名家の崇敬が篤く、社領等の寄進があった。
鎮座地は、かって櫟原村と称していたが、
社名にはばかって、柳原と改称したという。
このことは、神明町の櫟原神社の明細帳にも残っている話だが、
神明町櫟原神社では、櫟原神社は大社であり、
当地・柳原も、かって宮地の一部であったためと説明。
この件に関し、両社で論争が起ったようだ。
藩政時代は、両社とも旦尾氏が神職を勤めていたが、
このトラブルによって、当社の宮司は変わったらしい。
相殿の天満大神は、明治23年、式川の洪水で離散した
梅原村天満宮を合祀したもの。
社殿の屋根瓦や、拝殿の天井に「違い柏」の紋が付いていた。
どちらも、左の葉が前。
境内の右手に、幾つかの境内社がある。
住吉社、八幡社、富士社は長屋風の小さな建物の中。
赤い鳥居の奥には、薬師社と稲荷社の小祠。
『式内社調査報告』では、他に道祖神が記され、
全部で六社の境内社とある。
鳥居 | 境内 |
社殿 | 本殿 |
境内 |
住吉社・八幡社・富士社 | 本殿の覆屋 | 稲荷社・薬師社 |
【 櫟原神社 (滑川市柳原) 】