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常宮神社
じょうぐうじんじゃ
福井県敦賀市常宮字西ノ前13−16
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式内社 越前國敦賀郡 天八百萬比咩神社 |
福井県敦賀市にある。
敦賀駅の北西7、8Kmの常宮に鎮座。
敦賀半島の東側にある。
敦賀市内から敦賀半島を北上すると、道路の左側に参道入口の鳥居。
海岸線に沿って参道を歩くと、左手に海に向かって鳥居が立ち、境内へ。
神門をくぐって左手に西殿宮。右手には東殿宮。
正面に拝殿、その後方に本殿。
本殿後方の左右に4つの境内社が並び、
左に、稲荷神社、蛭子神社。右に、平殿宮、総社宮。
さらに、境内左手に境内社が並んでおり、
式内論社の4社は、一つの社殿に並んで祀られている。
境内・社殿は海に向かって東向きだが、
あるいは、気比神宮の方角、東南向きなのかもしれない。
創建は、大宝三年(703)。
気比神宮の奥宮と呼ばれる神社。
仲哀天皇と神功皇后が、角鹿に御幸され、
笥飯(けひ)の行宮(=気比神宮)を営まれた後、
仲哀天皇は陸路、長門へ進み、
神功皇后は、しばらく常宮にとどまられた後、
海路、長門へ向かったという。
その折に、神功皇后が神託により、
「津禰迩見屋伊志波志波風静哉楽成」
と宣った故事が、当社の起源。
本殿と、西殿宮、東殿宮、平殿宮、総社宮を合わせて、大五座と呼ぶ。
祭神、天八百萬比咩神は、養蚕の神。
当地に古くから祀られていた神だという。
社宝として、国宝「新羅鐘」がある。
宇佐八幡宮にもあるらしいが、宇佐の鐘よりも古いらしい。
参道入口 | 境内入口 | 神門 |
西殿宮 武内宿禰命 | 東殿宮 日本武命 |
拝殿 |
左から 稲荷神社 豊玉稲荷大神 須佐男命・蛭子大神 恵比須大神 | 左から 平殿宮 玉妃命 総社宮 応神天皇 |
本殿 |
境内の式内論社に関して、現在は本殿の西側に、南から、
玉佐々良彦神社(伊覩神社)、天鈴神社(天鈴神社)、
天國津彦神社(天国津彦神社)、天國津比咩神社(天国津姫神社)
の順に祀られているが、
『気比宮社記』『敦賀郡神社誌』によると、南から、
伊登神社、玉佐々良彦神社、
天鈴神社、そして天國津彦神社の順に祀られていた。
また、天國津比咩神社は、
現在、本殿後方西側にある稲荷神社の位置にあったようだ。
手前(南)から 玉佐々良彦神社 伊覩神社 白木彦神 天鈴神社 天鈴神社 住吉大神 天國津彦神社 天国津彦神社 磯良大神 天國津比咩神社 天国津姫神社 龍女神 竹生島神社 市杵島姫神 猿田彦神社 猿田彦神 神明神社 豊受大神・天照大神 |
境内の西側に山へ登る道があり、そこに鳥居がある。
鳥居には、金比羅宮・大山咋神とあったが登っていないので未確認。
金比羅宮・大山咋神 |
常宮神社
−境内案内板より− |