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久目神社
くめじんじゃ
富山県氷見市久目3229  Zenrin Data Com Maps display !!


木瓜

式内社 越中國射水郡 久目神社
旧村社

御祭神
大久目命

富山県氷見市にある。
氷見線・氷見駅の西12Kmほどの久目に鎮座。
415号線を7Kmほど西へ進み、64号線に入って4Kmほど南下する。

久目の集落に入り、集落の北端。上庄川の東に、社域の森がある。
境内入口は西向き、やや北寄り。
「延喜式内久目神社」と刻まれた社号標が立ち、石鳥居がある。

鳥居をくぐるとこんもりとした森の参道。
参道を進み、階段を上ると、暗く静かな境内に
堂々とした雰囲気の社殿がある。

拝殿は瓦葺入母屋造。周囲が雪除けで囲まれている。
拝殿の後方に、拝殿と比較して小さめの本殿があるが
これは覆屋なのかもしれない。

持って行った地図に当社の位置が記されておらず、
地元の方、何人かに道を聞きながら到着した。

「このあたりに神社はありませんか」と問うと、
「久目には四つの神社があって・・・」という答え。
「久目神社を探してるんですが」とさらに問うと、
「あ、それなら・・・」と教えていただいた。

久目の四つの神社とは、
当社・久目神社と神明社・八幡社・諏訪社の4つ。
3社は、久目神社の境外末社となっているが、
4つの神社が久目の集落を囲むように配置されていて面白い。
当地を開拓した久目部(久米直)の久目(久米)は、
隈(くま)の音転で、隅々まで守るという説がある。
この日の参拝は、氷見を出発して寄り道しながら長野へ戻る予定だったので
他の3社に参拝していないのだが、今になって後悔している。

式内社・久目神社に比定されている古社。

古来、久目部の後裔が、久目八ヶ谷を開墾して
大久目村(池田村)に居住し、祖神を大和から勧請した神社。

池田村(大久目村)、小久米村、触坂村、桑院村、
見内村、岩が瀬村、棚掛村、坪池村等
久目八ヶ谷の惣社として崇敬され、神官僧侶など多数奉仕し
隆盛であったが、天正の頃の兵乱で社殿等焼失し衰微したという。

拝殿の屋根に木瓜紋が付けられていたので、
とりあえず、当社の神紋として掲載しておく。

久目集落内の境外末社は以下の通り。
神明社(富山県氷見市久目2292、天照皇大神)、
八幡社(富山県氷見市久目956、應神天皇 神功皇后 比賣神)、
諏訪社(富山県氷見市久目1260、建御名方命


社頭

鳥居

参道

境内社殿

本殿

拝殿

境内社殿

当社から西へ2Kmほどの見内に戸宮五社という神社がある。
富山県氷見市見内840   Zenrin Data Com Maps display !!

天忍穂耳命天穂日命天彦根命活津彦命熊野大隅命
五男神を祀る戸宮五社は、久目神社の外宮と考えられているらしい。
能登羽咋方面から氷見へ抜ける道の途上に在り、
氷見あるいは久目の戸(入口)の宮ということだろうか。

旧村社で、古来、見内の産土神として崇敬されていたが
天正年間の兵乱のため焼失し、その後衰微したという。
社殿には梅鉢紋 が付けられていた。


戸宮五社社頭

鳥居

境内

拝殿

本殿


【 久目神社 戸宮五社 (氷見市) 】

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